SyntaxHighlighter

ラベル msn_posts の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル msn_posts の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2006/09/10

2006/09/10 会津駒ヶ岳

初夏に行ったときは残雪の雪山登山、秋に行ったときは降雪の雪山登山で、もう雪はこりごり。というわけで今回、暑い中に会津駒に登頂してきました。


00:30頃 出発。今回はたった数時間前の突然のお誘いにキング氏が応えてくれました。そのため、キング氏宅を経由してからの出発です。
05:30頃 登山口到着。もう登山口駐車場は他の登山者の車で埋まりつつあります。我々は予定よりも若干遅れましたが、まだ日は登り始めたばかり。涼しいうちに急斜面を登りきってしまおうと、足早に登り始めます。
06:00頃 キング氏はフルマラソンに備えて鍛えているだけあり、呼吸がなかなか安定しています。一方私の方は、、、いつものとおり、呼吸が乱れまくり。慣れるまでは 10分おきの休憩としました。
07:30頃 水場分帰着。山地図よりも多くの時間をかけて登るようになってしまった近年ですが、今日はキング氏のハイペースな登りっぷりに釣られて予定通り水場の分岐まで付きました。これまで水場に降りたことがなかったので、ためしに行ってみました。分岐から降ること2~3分でしょうか。そこにはよく冷えた湧水があります。飲んでみるととても美味しい!雪解け水なのでしょうか。私は2Lのお茶を持っているため水には不自由していなかったのですが、次回からはここで水を汲んでもいいかもしれません。水場分岐まで軽装で臨めますし。
08:30頃 稜線に出ます。登り始めて二時間半。ここまでは本当に辛い登りが続いたわけですが、ここから先は会津駒のなだらかな肩を歩きます。一見して会津駒のように思えるのは、実は大戸沢岳(2089M)です。会津駒よりも低いのですが、近くに見えるためか、大戸沢岳に登るかのように思えてしまいます。それにしても、森林限界を越えつつ、山頂にある湿原を闊歩できるような、日帰り登山可能な山は他にあるでしょうか。本当に素晴らしい景観です。が、その前に頂上を見据えて休憩できる広場が小屋直下にあるので一休みしました。
08:45頃 駒ノ小屋(駒ノ大池)着。この小屋にはトイレがありますが、有料です。看板によると、し尿を下界まで空輸しているため、その協力金が必要なのだとか。私は空輸せずとも、自分の足で持って降りることにします。(えっ、ただのケチ?
09:30頃 会津駒頂上着。今日は登山地図通りの時間に頂上につきました。少しペースが早いようです。今日は晴天でしたので、頂上からは周りの山々が見られます。他の登山客は、南方が大きく見える山が日光白根山か草津白根山かで議論していました。さて、ここから中門岳を目指します。片道50分となっていますが、気分よく湿原を歩けるため、実はそれほどかかりません。
10:00頃 中門岳(中門大池)着。会津駒頂上からここまでが、この登山の最大の醍醐味でしょう。3度目の挑戦にて、初めて楽しむことができました。山頂の草原の中に木道が通され、その脇には湿地が広がります。その湿地にはいくつかの小さな沼があり、空を反射しています。また、草原には(秋のためかほとんど枯れていましたが)いくつかの花を見つけることができました。本当はかなり疲れているはずなのですが、ふっと忘れられるひとときを与えてくれる場所です。
10:20頃 まぐろ入り魚肉ソーセージを平らげてお腹を満たせば、これから一気に下山します。駒ノ小屋までは再び湿原の中を歩きます。帰路は会津駒頂上をトラバースする形で、駒ノ小屋まで少し楽をします。少し行くとブナや松(?)の森に突入し、急斜面を降り続けます。今回はLEKIの杖を投入したのですが、やはり杖があると楽ですね。上半身に重力負荷を分散させることで、下半身への負担を格段に減らすことができました。しかもサスペンションつきで、ショックを和らげてくれます。降りで足がピクピクプルプルする方は、杖を試してみるといいと思います。
13:00頃 登山口着。いつものことながら、命からがら下山できたように思えます。クルマで一休みしても良いのですが、檜枝岐は温泉地なので、休まずお風呂にします。今回行ったのは村役場隣の駒ノ湯。あまり広くないですが、きれいで落ち着いていて好きなのです。良くみてみると、お湯が青いです。湯船の下のほうに行けば行くほど青く、自分の足ってこんなに色白だったっけ?と思ってしまいます。泉質はアルカリのような気がしましたが、この青さは何に起因しているのでしょうか。駒ノ湯で一風呂浴びた後(キング氏曰く、少し寝ると言った私は一時間ほど温泉のベンチで爆睡状態にあったらしい)、宇都宮で餃子を食べて帰宅しました。


会津駒ケ岳: 2132M
資料: 山と高原地図14 尾瀬


雪に覆われる期間が長い会津駒は、夏に訪れるべき山だろう。下界は暑くとも、山頂には別天地が広がっている。

2006/05/22

2006/05/21 棒ノ折山

05:30頃 出発。本年初の山登り。今年は甲武信ヶ岳に登ってみたいので、そのトレーニングとして棒ノ折山へ行くことにしました。トレーニング程度にしか期待していなかったのですが、棒ノ折山は、その期待を良い意味で裏切る、とても美しい山でした
07:45 さわらびの湯到着。さわらびの湯は10時からですが、駐車場はあいていました。先の名栗湖沿道にも駐車スペースが若干あるようですが、本日は縦走するためここにクルマを停めて、名栗湖から白谷沢を経由して棒ノ折山を目指します。
08:00 出発。新聞社か何かが主催する、入間川のウォーキング大会のようなものがあって、さわらびの湯辺りに騒がしい中高年の方がたくさんいました。幸いにも歩く方角が違うようで、ホッとしました。
08:15 名栗湖着。ここから白谷沢に入り、渓流沿いを歩くことになります。
09:15頃 林道大名栗線着。ここまでの45分ほどは、とても素晴らしかったです。秩父や武蔵、奥多摩は針葉樹が多い感があるのですが、白谷沢は一面が広葉樹で覆われています。晴天の下、日光が頭上の新緑に当たり、その葉を透過した緑色の柔らかい光が地面に注ぎ、シダ植物やコケをより鮮やかにしています。日向に出ると若干暑いのですが、渓流沿いであることもあり、ほとんどの行程を涼しく気持ちよく歩くことができました。なお、このルートは渓流沿いを歩くため、川を横切ることが度々ありますし、鎖場などもあり、登りが急なところが少々あります。
09:30 岩茸石着。林道から長い階段を登ってすぐ。まぁそこそこの大きさでした…。ここから権次入峠を経て棒ノ折山頂上へ行きます。帰路はここまで戻ってきて、ここから川又ルートでさわらびの湯へ戻ります。
09:50 権次入峠。やや開けています。道標はないのですが、ここから川合のほうに抜けられるような道がありました。やはり雑誌などでは情報量が限られてしまうため、山地図を携行せねばなりません。
10:00頃 棒ノ折山頂上。頂上はとても広く、眺めが最高です!伊豆ヶ岳、子の権現、高水三山、武甲山と秩父の山々を一望できるのできます、、、が秩父の山はどれも同じような印象で、どれに登ったのかが定かでなく、、、結構歩き周っているんですけれどもねぇ…。飯能市街も望めるような、東側の展望が開けています。ということは野営すれば、日の出を見るのに絶好のポイントかもしれません。
11:45 下山完了。川又ルートは白谷沢のルートと異なり、ひたすら杉林の中を進みます。景色もなく、よってレポートもなく…。休まず一直線に下りました。川又ルートを降りるとさわらびの湯の直下に出るようです。さわらびの湯に隣接しているうどんと蕎麦のお店があり、「本当に美味しいうどんを食べたことがありますか?」と挑戦的な看板を立てています。そのお店の名は、名栗渓谷うどん「ゆきやなぎ」。今日はお菓子も持たずに登ってきてしまったので、お腹がペコペコ。早速挑戦を受けるべく入店して、冷やし山菜うどんを注文。とてもすごいコシのある麺で、一口目は「茹でてないんじゃないの?」とか思ってしまい、二口目には「消化に悪そう」とか思ってしまいました。美味しいことは「とても美味しい」のですが、なぜか感動がイマイチ。疲れすぎていたためか、店員の対応が遅いためか、山菜は良いとしてもキュウリとうどんがミスマッチだと思ったためか、お皿よりも器のほうが良かったと思ったためか…。今度はうどんのみをターゲットに再訪したいです。


棒ノ折山(棒ノ嶺): 969M
資料: 首都圏からのハイキング'01-'02 P.44


新緑シーズンの白谷沢はとても美しい。紅葉シーズンも美しいのではないか。秋頃にまた行きたい。秩父の山ではお勧めの部類に入る。下山後は名栗渓谷うどんやさらわびの湯があり、行楽登山として最適。

2005/11/28

2005/11/27 筑波山

08:30頃出発。昨晩急に筑波山にでも行くかと思い、計画。つつじがおかロープウェイ駅から登る、最も高低差のないルートです。筑波山はロープウェイもケーブルカーもあって、大自然というイメージよりは観光要素のほうが強いのではないかと思っていたため、労を少なくしたかったのです。ちなみに、復路は足に負担が掛かると思ったので、ロープウェイで高速下山…なんてことも考えていました。
11:00頃 つつじがおか駅着。下道で、だいたい2時間ちょいくらいですね。R6で北上してきました。
11:30頃 登りはじめ。それにしても観光客が多く、ハイヒールやらブーツやら、ジーパンやら革ジャンやら、そんな格好で登山している人は見たことがありません。完全に観光登山の山です。私は、それなりのザックに登山靴、あとは私服…あまり変わらないかも。
12:15頃 弁慶茶屋着。ここに来るまでに、階段状の急な登りがあり、息が上がります。割とスムーズに来れたのですが、途中で上着を脱ぎ、Tシャツになっても汗が湯気として出ているほど。弁慶茶屋ではなぜかところ天が大売りされています。ござを敷いたベンチがありましたが、何かを買ったり食べたりしないと腰を下ろしてはいけないそうです。知らない子供が不満そうにその家族に言っていました。みんな疲れているのに、ケチです。
12:45頃 家族連れや中高年が多いために、途中(1,000Mもない山なのに!!!)大渋滞になりつつも、女体山(877M)に到着。女体というが、ゴツゴツした岩山で、その先端に立つと、強風でも吹けばまっ逆さまに落ちてしまいそうな斜面が反りたっています。とても眺めがよく、麓の紅葉がきれいに見えました。また、やや西方に男体山を望むことができます。

13:15頃 男体山(870M)着。女体山からカエルの形をしたガマ石、ケーブルカー駅、土産屋を経て、辿り着きます。こちらも岩山。頂上に男体山本殿というのがありますが…やはりここも観光客が多く、狭いのにガヤガヤしています。少し下で昼食をとり、下山することにしました。
14:00頃 下山はロープウェーを使って楽をしようと思っていたのですが、この観光客の数のため、ロープウェーに乗るのに40~50分掛かるとの話。一旦は並んだものの、7分間隔でのロープウェーへの列はなかなか先へ進まず、面倒なので自分の足で下山することにしました。下山も所々で渋滞がありましたが、かなり高速で下山しました。
14:45頃 下山完了。帰りは谷和原まで下道で帰り、そこから三郷まで高速を使うことにした。筑波や水海道で高速なんてもったいない。しかし覆面パトカーに捕まっている人もいたので、注意が必要。高速に入ってからは異様な混雑であったり、降りてからも筑波エクスプレスのために道路があちこち変更されていたりと、失敗続きでしたがなんとか無事帰宅。




紅葉シーズンであったためか、観光登山というイメージが濃く残ってしまった。登山道には様々な岩がたくさんあり、じっくりと見れば楽しめるだろう。女体山からの関東平野の眺めは最高だった。もう少し晴れている日に行きたい。

2005/11/01

2005/10/30 会津駒ヶ岳

00:00頃 出発。 ETC の恩恵を受けつつ、しかしケチって岩槻から乗りました(笑)。那須塩原までノンストップ。那須塩原の岩の湯はエロパワー(by陰山さん)駐車がたくさん。最近の私は怪しげな温泉探しからはめっきり遠ざかっています。那須塩原から檜枝岐は動物がわんさか…急ブレーキ3回。ウサギ、狸、猫みたいな猫でない君。最初のウサギは本当に轢いたかと思って懺悔。たぶん大丈夫だと思いますが…。みんな冬仕度で大忙しのようです。何せ、外気温はもう10度を下回っていますから。
04:30頃 前回とは違って、登山道の取り付きまで車両で進入。誰もおらず、辺りも暗く、私の車はうるさいのでエンジンを切って07:00くらいまで一眠りすることに決定。クマさん毛布に身を包みます(笑)
06:00頃 次第に明るくなってきて、次々に民宿タクシーが登山客を届けに来ます。辺りが明るくなるにつれ、周囲の木々が赤と黄色に色づいていることを知ります。寒いしもうちょっと眠って居たかったのですが、私も仕度をすることにしました。
06:45頃 登頂開始。このスタート地点の木の階段は味があるんですよ~。ノボルゾって気にさせる。でもこのあと急な斜面が30分ほど続くんです(汗)
08:00頃 割と早めに水場分岐へ到着。前回はここに来るまでに暑さでヘトヘトでしたが、今回は寒いくらい。水も250mlくらいしか飲んでいません。しかしこの寒さがますます酷くなっていくとは…。
09:00頃 稜線へ出ました。しかし小雨が降ってきて、辺りは霧で包まれています。せっかくの会津駒の風景が台無しです。しかも途中で小さな雹になってきてしまい、手がかじかむほど寒いため、かりんとうを半分食べて再出発です。
09:15頃 駒の小屋の手前にある分岐着。前回の雪があるときには気がつかなかったのですが、この辺り一帯が湿原になっており、いくつかの沼と湿原の植物(既に枯れている)が点在しています。花もあったようで、その面影がある植物があります。そして…ある一帯は未だに咲いているかのように見えました…しかし実際は違っていて、風雪のために花びらが枯れた後に樹氷のように氷が貼り付き、それが群生しているために白い花畑かと思ってしまったのでした。なかなか面白いものを見てしまいました。さて、ここまで来るとあと一息で山頂です。今回は寒いため、動かずにはいられません。ただ疲労はそれほどでもないので、中門岳まで一歩きして来てしまおうと思いました。
09:30頃 山頂着。ここに来るまでは木道で組まれた道と階段を歩いてきます。しかしくたびれました。その木道が凍っているのです。おまけに傾いているため、横にズリズリ滑ります。おばちゃんに凍ってますと教えてあげたらその少し先で私が派手にころんだり、降りてくる人とすれ違おうとするものの両者共に滑りそうになって一歩も動けず立ち往生したり…。困難を乗り越えて辿り着いた山頂で撮った写真、酷く疲労困憊で公開できません(笑)。どうして会津駒はこう災難続きなんでしょう。次回は9月を狙います☆
10:00頃 さて休みを入れず、引き続き凍った木道を歩きつつ中門岳の道標があるところまで来ました。ここまで割と平坦な湿原を歩くことになるのですが、霞がかっていて、草木も枯れており、やはり夏がいいのかなぁ~と思いました。山頂の湿原なのだから美しいに決まっています。と、それはさておき、寒さのためにゆっくりもして居られません。足腰がきしみ始めていましたが、体が冷えてはもっと動けなくなるために、ややスピードを上げて来た道を引き返します。ただ木道が凍っているため、それほど速くはなりませんでした。帰りは会津駒山頂をトラバースする迂回路を通りました。が、ここが最も凍っていました(冷)。途中でお腹が減ってしまったので、震えながらアップルパイを食べ、再びもうダッシュして降りていきます。凍った木道に比べれば、濡れた土なんて滑らないに近いものです。
11:15頃 水場分岐まで一気に降りると、割と日が差してきて、暖かくなってきました。山頂のほうの植物は枯れ果てていたのですが、麓の植物は今が紅葉シーズンなんです。会津西街道から尾瀬、小出にかけたR352沿いの木々はとてもきれいに色づきます。紅葉の鮮やかさは夜間の冷え込みによるものなのでしょうか。お昼の日差しにとても映えます。
12:20頃 下山完了。山頂から半ばまでのダッシュが聞いて、車の前でぶっ倒れました。ひとまず靴を脱いで体を休めるものの、今回の冷え込みとダッシュには参りました。いちおう防寒着は持っていたのですが、小さくても雹が降るくらいですので、うかうかしていて吹雪にでもなったら大変です。そのため急いで降りてきたのですが…その疲労に反して、予定時刻よりも少し早かったです。しかもここで地図を置いたまま出発してしまいました…
13:00頃 まずは温泉で体を温めようと思いまして、今回は小豆温泉によりました。檜枝岐から田島方面に少し戻り、トンネルの途中を右折したところにあります。しかしこれが失敗…850円と会津地方では存外な高値で(笑)、しかも薄暗くあまりリラックスできませんでした。これなら木賊温泉のほうが良かったなぁ~と今回の山行きにピリオド。あとは下道でゆっくりと帰りましたが、鹿沼で餃子が売り切れのために食せなかったり、ナビが途中で壊れたりとトラブルが発生しましたが、無事に帰れたので良しとします。


会津駒ケ岳: 2132M
資料: 山と高原地図14 尾瀬


10月下旬は既に雪景色の始まり。湿原を楽しむなら9月が良いかもしれない。道はとても整備されており、急な登りが最初に続くが、稜線に出ると景色も疲れも晴れる。夏から秋のほうが、初夏の残雪シーズンよりも格段に登りやすい。


GPSデータは前回とほとんど同じ(中門岳まで延長しただけ)なので掲載しません。ご了承を

2005/08/07

2005/08/06 苗場山(なえばやま)

前日 苗場山は東京から少し遠し、今の時期は暑いだろうと予想されるため、登山口の少し先にある和田小屋に一泊して早朝登山することにしました。眠くならないように国道17号で行こうとしたのですが、 16 時着に間に合わなくなりそうになったため、三国峠は避け、関越道に乗りました。関越トンネル手前の谷川岳 PA では「谷川岳の水」を飲むことができます。多少温いですが、あっさりしていて美味しいです。この PA は周りが山に囲まれていまして、秋になると素晴らしい紅葉を見ることができます。さて、湯沢 IC から出てグングン加速しながら山を上れば「かぐら・みつまたスキー場」に着きます。和田小屋はこのスキー場を上ったところにあり、脇の林道を進みます。苗場山の登山口には広めの駐車場があり、一般登山者の車両はここまでしか上れません。和田小屋宿泊者は通行止めのチェーンを外し、更に上に上ります。林道は苦手なので少しビビっていましたが、非常によく整備された道で、無事辿り着くことができました。関越道がスムーズだったためか、結果的に 1H 早く着きました。和田小屋は一泊二食付きで 6,500 円也。食事はお弁当とすることもでき、朝食をお弁当として頼みました。湯沢付近では激しい夕立に会いましたが、宿の主人が言うにはこの季節は毎日夕立があるが、朝は晴れているとのこと☆。夕食を食べる前にお風呂に入り(水が豊富!)、美味しい和風創作料理を食べ、就寝。金曜の夜であったためか、宿泊者は 12 名(定員 50 名)。騒がしくなることもなく、いつの間にやら翌朝へ突入していました。


04:00頃 起床。少し薄く明るくなりつつあり、仕度開始です。まずは歯を磨いて、忘れずにトイレ。と、そうこうしているうちに隣のグループは出発していまいました(まだ暗いって!)。

04:45頃 出発。薄暗かった空もオレンジ色に明るくなっていました。登山道はスキー場の隣の林に突入して行きます。

05:00頃 なんだか体調がおかしい。どうやら小屋のホコリにノドがやられ、喘息っぽくなっている模様。すぐに息が上がってしまいます。しかし、酸欠で頭が痛くなるわけでもないようなので、休み休み登りました。

06:00頃 下の芝着。ここで和田小屋のお弁当を食べつつ、休息。すると、後から人が追いついてきます。自分としてはそこそこ速いペースで来たつもりでしたが、後続はもっと早く、そして下の芝で休息することもなく先に行きます。小屋にいたおばちゃん軍団も追いついてしまい、しかし彼女らもここで休息することに。とても低い声で騒がしく(まるで野鳩のようだった)、小鳥のさえずりも止んでしまったため、先に出発することにしました。

07:20頃 上の芝着。中の芝でも休憩しましたが、時刻は忘れました。下の芝、中の芝、上の芝では、中の芝が一番広く、ニッコウキスゲがポツポツと咲いています。上の芝は岩がゴツゴツある感じだったと思います(ちょっと違うかも)。ここまで来ると、少し体調が治りかけており、だんだんと本調子に戻ってきました。

07:30頃 上の芝の少し先に「顕彰乃碑」があります。三角形の石に埋め込まれた碑で、苦しい苦しいばかり言っていると見落としてしまいそうな脇道にあります。最初は古代遺跡か「三つ目がとおる。」に出てくる何かかと思いました。「昭和五年に初めて苗場山に登った…」というようなことが書いてありましたが、体力回復中の私には解読するための酸素供給がなされなかったため、難しいことはあまり考えず、先に進むことに。

# 下記ページに解読文(?)が載っています:
#
http://www.geocities.jp/bliz_kyouso/sangaku_log3.html
# > 松木善之七
# > 酒井由郎
# >
# >
# > 両氏は越後長岡の人
# > 昭和五年四月スキーによる
# > 苗場山初登頂しこの山を
# > 世に紹介後進を指導された
#
> 偉業を称えて之を建つ

07:50頃 鉄梯を使って岩を這ったりして平坦な道程をしばらく歩むと、あっけなく神楽ヶ峰に着きます。ここら一帯は急斜面にそり立っているため、斜面にぶつかって立ち上がる風が吹き、とても気持ちがいいです。もうこのころには朝の体調不良は全快☆ ここから 100M ほど一旦降り、前方に見える断崖絶壁の苗場山に挑みます。

08:30頃 降るのも大変でした…。途中に雷清水があり、とても美味しい水を体内に注ぐことができます。山の清水って美味しいですよね。一番美味しかったのは、飯豊山頂上付近で偶然発見した地図にも載っていない清水(2回目に行ったときには見つけられなかった)で、あのときはガブ飲みしました。今回は 2.5L の茶を持っていることもあり、美味しかったけどほどほどにして進みます。峠の中間派お花畑になっており、様々な花が咲いています。咲き乱れるというほどではないですが、種類は豊富です。ここからは、見上げた際の自身の首の角度からもわかるくらいの急登が始まります…。

09:10頃 ひーひー言いながら 30 分くらい(?)、雲尾坂というところに着。もう少しだと思いつつ、見晴らしが良いので休憩。ここで、下の芝で初めに抜かれた人と入れ違い。メチャメチャ速い!!!

09:20頃 なんとか山頂付近の湿原に到着。す、すごいの一言!!! ひたすら苦しみながら登ってきた斜面の上に、こんなにも広大な湿原が広がっているなんて。空気は美味しいし、日差しは強いのに涼しくて過ごしやすく、まるで別天地☆ 美ヶ原と似ているけど、ここは湿原で牛はいません。青い空と白い雲が沼に反射していて、、、苦労した甲斐があったと言うものです。

10:00頃 手前の広場で休憩して、山頂へ。予定より 1 時間も遅れてしまいました。山頂は「遊仙閣」という山小屋の裏にひっそりとあります。中学生の男の子たちはこれを発見できず、神楽ヶ峰を目指して下山しかけていました。慌てて教えてあげましたが。その小屋の隣に、苗場山自然体験交流センターという建物もあり、こちらも泊まれるようです(7,300 円也)。本にも書いてありますが、このどちらかに泊まれば夕焼けと朝焼けの二つを楽しむことができるでしょう。次回はこのプランで行きたいです。

10:45頃 いつまでも居たい高層湿原でしたが、雲行きが怪しいため下山開始。苗場山から見る神楽ヶ峰もなかなか険しいです。まぁあとは帰るだけ、ゆっくり行くこととしました。

11:45頃 下山開始後 1 時間。やっと神楽ヶ峰まで戻ることができました。ここまでにすれ違った人は、ほとんど死んでいました(笑) 「こんにちは」と言えば「こんにちは」と返ってくるものの目でその必死さを訴えている人や、ほとんどロボット的に言い返しているだけで、こちらの存在を気にもしない人が多数いました。中高年の方には非常にしんどいと思います。でも頂上には素晴らしい景色が待っているので、頑張れ頑張れと応援していました。

14:00頃 来た道を引き返して下山。降りは予定通りでした。小屋に戻ってアイスとコーラを貪り食べる。小屋の主人曰く「20歳のころには苗場山まで 2H で登っていた」とのこと。荷物持たずのほとんど小走りだったようですが、ほとんど超人的です。でもそんなことをするほど魅力がある山なんだと思い、また行ってみたいと思いました。




登山道全般に渡って、多くの種類の花が存在。麓に泊まって日帰り登山も、頂上泊で日の出・日の入りを楽しむプランも、両方楽しみたい。

2005/07/21

2005/07/17 両神山

-1:00 起床。00:00 に出発するため、前日の23:00に起きました。パッキングするも日帰り登山であるため、ほとんど荷物がありません。行く途中に買うであろう飲料水のため、ザックは大きめのものにしました。

00:00 サークル仲間のナベヒロさんに電話して、ナベヒロさんの寮の住所をゲット。

01:00 ナビの言うままに走るとナベヒロさんの寮にピンポイントで到着。立派な寮でした~。

03:20 下道をドコドコ走り、予定通りの時刻に日向大谷登山口に到着。秩父に行く途中に走り屋さんが多くて怖かったり、暗いのに車幅+αの山道をビクビクしながら走ったりして辿り着きました。先着は 2 台で熟眠中。なるべく静かにクルマを停めて、こちらも仮眠。日向大谷には駐車場が第一~第三まであります。第一は登山口前となりますが、5台ほどしか停められません。写真のように日が昇るとすぐに満車になりつつあります。しかし第二第三とあるので、それほど焦らなくても大丈夫そうです。それにしても写真の青い車はいつも場違いですネ

05:30 登山開始。サクサクと登っていくはずが、どうも足が重い。自分だけかと思っていたらナベヒロさんも辛いとのこと。

07:40 弘法之井戸着。ここまで来るのにもうヘトヘトで、ペースは遅れ気味でした。沢は地図とは異なり幾度も横切り、そして基本的にはすべて登り坂です。私は体調が悪くないはずなのですが足が重く、ナベヒロさんは寝不足から体力が十分でないようでした。しかし、弘法之井戸で飲むことのできる湧水の味は格別でした。ちょっとにおいがする気もしましたが、少し甘ーい感じの味が疲れを癒してくれます。なんだか乳離れしていない子供みたいですが

07:50 弘法之井戸で少し休んんだ後、ほんの少し歩くと清滝小屋に到着しました。歴史的には古い小屋のようですが、数年前に火事が発生し、現在のようなログハウス調のキレいな小屋に立て替えられたそうです。小屋には休憩場と炊事場(水ももちろんある)、トイレなどがあります。素泊まりは 3000 円で幕営は 500 円でした。ベンチに座っているだけなのにとても居心地がよく、先ほど休憩したばかりなのに、ここで大休憩をしてしまいました(爆)

09:00 頃 GPS ログを見て戴ければわかりますが、両神山は中盤の登りがもっとも急です。清滝小屋を出てから、非常に急な登りが連続しました。無理やり作ったようなジグザグな登りや、クサリのある岩登りの連続でした。ここで事件が発生。ナベヒロさんが足を痛めたとのこと!ま、まずい~と思いましたが、なだめても諦める性格であるとは到底思えなかったので、彼の意思が続く限り登頂を続行しようと密かに思いました。けど自分もクタクタなので、そこは休みながらということで、後からくる人々にガンガン抜かれようと気にせずゆっくりと登り続けました。。。そんなこんなを続けているうちに、ナベヒロさんは「貞子」のように岩を登るようになってしまいました。その AVI があるので今度一緒に見て検証(検笑)したいと思います(下山できたから笑えるのですが)

10:00頃 やっと両神神社着です、ハイ。この頃は、最近の日中関係についての辛口トークを機関銃のように打ちまくっていました。仲良くなれば中国にも行きやすいので、仲直りしてください。さて、ここからは尾根伝いに頂上を目指します。途中、新たな道を作ろうとピンクのテープが強引に迂回路へ誘導します。下山時に他の登山者に教えてもらったのですが、これは両神山の地主が登山道への立ち入りを禁止したために採った埼玉県の措置らしいです。明らかに旧道のほうが歩きやすいのですが…

10:30 頂上着。ふ~、もうクタクタです しかし雲に覆われているとはいうものの、周りの尾根を一望できる眺めは素晴らしいです。麓の村も見え、あそこまで行けばバスが通っているのかなぁと思いつつも、そこまで行くには急降下せねばならず…それはちょっと無理。しばらく山頂でやすみ、11:00 から下山です。

14:00 駐車場着。下山中に左足首をギシッとひねって冷や汗たらり。クラッチ踏めるかどうかが心配でしたが、そのうち痛みも無視できるようになって、なんとか下山できました。ナベヒロさんもよく頑張り、無事に(?)下山完了しました。本当に急で、暑い山でした。。。この後、薬師の湯により(600円)、ラーメンを食べて帰還しました。


両神山: 1723M



予想以上の長く急な登り。体調万全にして望むべし。

2005/07/10

2005/07/10 霧降高原

霧降高原でニッコウキスゲが咲き始めたという記事を読み、早速行ってきました。

早朝着予定が、早朝起床(^^; 慌てて準備して 06:30 には出発したと思います。下道で鹿沼、日光を経由し、霧降高原有料道路へ。そこそこ順調に、そして早くついたと思います。

メルパルクという宿泊施設を過ぎると、大きな駐車場があります。崖の上にあるので、そこからの眺めは良いはず…と思ったのですが、霧で前が見えませんでした。駐車場には多くのクルマが停まっており、なにやら山に出かけるような格好をして奥へと人が歩いて行っています。朝ごはんも食べていないし、そのような重装備を持ってきていなかったため、ここから山に入るのはパスして、更に上に行くことにしました。

しばらく進むと六方沢橋の二つ手前の大きな駐車場に差し掛かりました。ここにも多くのクルマが停まっていたのですが…なにやら駐車場から道路向かいに「キスゲ祭り」と書いてあります。どうやらここでニッコウキスゲを拝めるようです。あとでわかったのですが、ニッコウキスゲはリフトに乗りながら足元に見ることができます。リフトは山頂まで三段階あり、先ほどの駐車場に停めると一番下のリフトから、ここの駐車場から停めると中段のリフトから乗り、ニッコウキスゲを見ることができるようです。

駐車場はまだ空いているようでしたが、お腹が減っていたので、六方沢橋を超えて一気に大笹牧場へ。大笹牧場へは清清しい高原の中をドライブします。途中から高原牧場の風景に変わり、思わず速度を緩めてしまいます。空気もきれいでした。

大笹牧場にはブラウンスイス牛という牛がいて、そのミルクが飲めたり、アイスが食べられたりします。とっても濃厚。ミルク二杯にアイス一つ食しました。そのほか、アメリカンミニチュアホースという小さな馬や、ウサギ、放牧中の牛がいました。

さて、腹ごしらえを終えて、目的のニッコウキスゲです。大笹牧場は有料道路の外ですので、もう一度ゲートをくぐって、有料道路に入ります(片道930円×2)。六方沢橋までは霧がひどく、さすが霧降高原だと思いましたが、六方沢橋にかかると霧が引いていき、駐車場に停めて見学することにしました。橋の上に立つと、霧と日差しで眼科に丸い虹が出来ていました。よく見ると虹の真ん中に自身の影がすっぽり入っています。うーん、天使みたいでした。

六方沢橋を後にして、中段のリフトに近い駐車場へ。この時間になると駐車場に停めるにはしばらくならばなければなりません。列に並ぶ前に、道路の端に路駐の列が続き、歩行者と走行車が危ない状況でしたが、きちんと交通整理と案内して欲しいものです。でも、ならんでいる間に全員がアイドリングストップするはずもないので、路駐したほうが自然にやさしいでしょうか(^^;

クルマを駐車すると、いよいよリフトに乗って見学です。。。素晴らしい!!!緑の斜面に鮮やかな濃い黄色の花びらが万面に! 冬の白銀の世界に対し、夏は鮮やかで全くの別世界を演出するなんて。写真でもわかると思いますが、霧がかかっていたことが、清涼感と幻想的な情景を醸しだしていました。

中段の第二リフトで上下し(頂上まではいきませんでした)、帰路へ。有料道路を出て、山のレストランでデザートを食し、霧降の滝を展望台から見ました。ここまで来ると霧掛かっていないのですが、その名の通り、まさに「霧降」高原な一日でした。

あ、ちなみに今回はほとんど車でしたので、 GPS ロガーとしての散策はお休みです

2005/07/03

2005/06/26 石裂山(おざくさん)



06:00頃 加蘇山神社駐車場着。鹿沼からは集落を通る細いがきちんと舗装された道を快適に通ってくることができました。加蘇山神社社務所からは一旦細くなる林道となりますが、すぐに駐車場に出ます。駐車場には一番乗り…かと思ったのですが、登山道入り口に一台停まっていました。さて石裂山ですが、登山道入り口に警告文が書かれた看板が立てられています。この石裂山では転落などによる死傷事故が多発しているそうです。確かに来る前にウェブで調べていたところ、子供連れの登山者がヘリで救助されたというページを見ました。気をつけなければ。。。

靴紐をしっかりと結び、出発します。

06:30頃 休憩所(滝見休憩所だったかな?)着。ここまで来るのに、既に大量の汗をかいてしまいました。6時だというのにすごく暑い。先が思いやられます。この休憩所を後にすると、千本桂と月山の分岐に出ます。実は石裂山は登山道が狭く危険なためか、順路が決まっています。時計回りに、奥の宮、石裂山、月山と周るのが順路です。しかし、この順路を示す標識がまるで危険性を感じさせない字体になっています。後々にわかるのですが、子供が入らないようにもう少し深刻さを出したほうが良いでしょう

06:35頃 千本桂着。近っ。幾本もの桂が群生しているのでしょうか。密集している根元はまさに暗がりの森のイメージですが、見上げたときの新緑の鮮やかさと言ったら。。。どう言葉に表せばよいのでしょう。

06:55頃 中ノ宮着。中ノ宮は岩穴のようなくぼみにあります。その手前にはちょっとした休憩場があるのですが、いくつかの木の杖が置いてあります。実はここからは急崖を登る鎖場となっていますが、この杖をどうにか使うとしても、置きに戻ってくるのは面倒ですね。

07:10頃 ものすごい急崖を鎖を頼りに登り、さらにアルミ製のはしごを上ると奥ノ宮につきます。途中の岩には苔が生えており、ぬれていると非常に滑って危険です。一歩滑らせるとまっさかさまなのですが、昔の人はよくここまで登ってきたなぁと思います。

07:45頃 一歩踏み間違えれば転落という危険と背中合わせに、東剣の峰着。その勢いで西剣の峰まで足を延ばすと、展望所から目前に石裂山が現れる。

08:10頃 石裂山登頂。中ノ宮からここまで、鎖場やアルミの橋、階段や苔岩…一歩踏み外すと転落です。1000Mもない低山ですが、非常に危険でした。。。頂上からは日光方面の山々が見られるとのことでしたが、残念ながらガスで見ることができませんでした。

08:25頃 月山着。さて、これからは一気に下山です。

09:10頃 休憩所着。ここに来るまでに、湧水があり、それがいくつもの場所から合流し、小川になるのを見ながらの下山でした。岩の隙間から溢れ湧く水は非常に冷たく、森の木々を映し出し、澄んだガラスのように透明でした。

09:30頃 駐車場着。これから登る人もいたのですが、駐車場には数台のクルマが停まっていました。入山時にお参りし、無事に下山できたことを感謝し、もう一度加蘇山神社にお参り。なんとも厳かな神社です。今日は1Lすべて飲み干したほど暑く、帰りに温泉にでもと思ったのですが、付近に温泉がない。温泉は諦め、鹿沼の正嗣(餃子屋)に直行し、お腹を満たして帰宅。


石裂山: 879M

資料: 四季の花を楽しむ100山 (実業之日本社) pp.154


花を楽しむということ以上に危険な山。ハイキング気分で入山してはいけない。