SyntaxHighlighter

ラベル trip の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル trip の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2018/09/30

はじめてのE7「あさま」グランクラス搭乗記

先日訳あってE7系のグランクラスに乗ってこられたので、その内容をメモする。

E7系のグランクラスと言っても、実は「かがやき」ではない。E7系「あさま」605号である。この「あさま」号のグランクラスは「かがやき」よりも安い料金設定となっている。

E7系には他には「はくたか」号もあり、こちらは「かがやき」と同じ料金となる。「かがかき」よりも停車駅が多く、グランクラスよより長く乗りたい"お得"設定のようだ。


なぜ「あさま」グランクラスは安いのか?

    実は「あさま」グランクラスは、車両こそE7系で同じであれど、アテンダント不在で軽食やドリンクサービスもなしのグランクラスB料金となっている。 つまり、旅を楽しむソフトウエアは皆無だ。むしろ、E7フルアクティブサスのハードウェアを邪魔されることなく堪能するためにあると言っても過言ではないマニア仕様なのだ。 にわか乗り鉄はともかく、筋の入った鉄漢は迷わず選択せざる得ない。実際、車掌もアイコンタクトのみで、その先の悦びを阻害することはなかった。 「あさま」グランクラスこそ、真のグランクラスのサービスなのである。

どのくらい安いのか?


設備の違いはあるのか?

    設備の違いは全くない。サービスの違い(軽食やアテンダントなし)だけとなる。

座席は1人席または2人席となる。1人席でも十分に広いが、「あさま」のグランクラスはほとんど空席なため、1人でも遠慮せずに2人席を予約しても良いだろう。

2人席仕様。この座席なら、ゆったりと座って語らう時間が永遠と続きそうだ。

シートは本革(?)合成革(?)張りで、糸のスティッチングからも高級感が漂う。

実際どうなのか?

    サービスの違いによって、ほとんどの人が「かがやき」または「はくたか」のグランクラスを選択する。ところが、それによってこの「あさま」のグランクラスはほぼ貸し切り状態となっている。まさにマニア御用達グランクラスなのである!
    グランクラス車両にある多目的トイレのそのスペースに驚く!グランクラス料金にはこのスペースの費用も含まれている。一見の価値あり。
    シートのリクライニング機能に驚く!このスイッチをいじってベストポジションを探していたら、、、あっという間に熊谷を通過してしまっていた。


グランクラスの×なところ

    はっきり言って窓が小さい。展望は普通車のほうが望めると思われる。そのほかは申し分なし!
    川崎重工とトヨタ紡織によるシート。このシートを一般販売すると値段はいくらいくらいになるのだろうか…

以上、あさまグランクラスの乗車メモ。マニアは「かがやき」「はくたか」よりも、ゆっくり堪能の「あさま」グランクラスで決定!

2016/09/20

9月の富士登山 2016/09/03

すごく久しぶりの登山レポートになります。もともとこのブログはアウトドアや登山、サイクリングネタをメモしようとおもって作っていたものでしたが、どうもコンピュータや車関係が多くなりがち…。ここはひとつ反省して、富士登山ネタを記すことにしました。今後の山行を考えている人の一助になればと思います。

今回の山行は、東京から出発し、富士宮ルートから登り、吉田ルートで下山、新宿へ帰還することにしました。ルートへの経路も含めて、メモります。
なお、今回の山行生データはGarmin Adventuresにアップロードしています。


富士宮ルートへの経路

はじめに、なぜ富士宮ルートを選択したのかを説明します。富士宮ルートは山頂3776メートルへ至る最短ルートになります。ルートは直線的に頂上に延びています。スタート地点もほかのルートに比べて高い位置にあります。そのため高山病になる可能性が高く、初心者にはなだらかな吉田ルートが人気です。ところがその吉田ルートは観光バスなどで押し寄せるツアーグループが大挙しているとのこと。進行が速かれど遅かれど、自分のペースで登れないことは最大の疲労に繋がります。それならばいっそ空いているルートでゆっくりといくべきではないかと。また、新宿から吉田ルートへの直通バスが予約でいっぱいだったことがあります。バスの予約は1カ月以上前からしておく必要があるようですが、予約されている方々は雨天でも決死隊のように進行するのでしょうか。結果的にバスの予約は取れませんでしたが、やはり日程を予約するというのは雨天の場合を考えると山行にはありえない気がしました。結論としては、東京から新幹線で到達できる富士宮ルートを選択しました。高山病予防として、ルートタイムよりも大幅に時間を取りながら進むことにしました。
東京から富士宮ルートへのアクセスは、新幹線を使います。新幹線で東京駅6:54発こだま633号で新富士駅に8:07に着き、富士急行の路線バスにて登山口に向かいました。富士急行の路線バスは1時間に1本出ています。予約制ではないため、新富士駅にてチケットを購入し、並ぶ必要があります。9月の8:25発の便の状況は、乗れなくはないが立ち席が出る状況でした。富士駅や富士宮駅からも乗れますが既に座れませんので在来線を使う方も新富士駅から乗ったほうが良いでしょう。バスには二時間〰二時間半ほど揺られます。さすがに古めかしい路線バスでこの立ち席の状況は辛すぎると富士急行が判断したようで、富士宮駅より大型の代車を用意してくれました。またこの代車は富士宮ルート口まで直通運転してくれたので、30分ほど短縮して到着できました。たまたまのラッキーでしたが、なるべく早めの新幹線で新富士に到着しバスのシートをゲットすることが最善のポイントでしょう。

富士宮ルートから頂上まで

富士宮ルートからは一気に頂上を狙えますが、高山病対策とご来光撮影のために山小屋に泊まることにします。山小屋の混雑状況は富士山表富士宮口登山組合のホームページから各山小屋を確認することができます。

ここからは時間と共に工程を振り返ります。

9/3 11:00 五合目 レストハウス(標高2380メートル)を出発

登り口の標高がすでに高いため、既に雲と同じ高さからの出発になるようです。天気が心配されましたが、この通りの青空。駿河湾を背にして登り始めます。もし初めての富士登山であったり、登山用のトレッキングポールを持ってきていないようなら、ここで金剛杖を購入していきましょう。1000円くらいです。各山小屋で焼印をしてくれ(各200円)、山頂の浅間大社奥宮では朱印を押してもらえます(300円)。登頂証明としても、良い記念の品になることでしょう。

9/3 11:30 六合目 雲海荘(標高2514メートル)に到着

歩いて30分ほどで6合目の雲海荘に到着。100メートルほど登ったようです斜面がなだらかでルートがよく整備されているため、それほど大変ではありません。ここまでは、富士山をちょっぴり体験する方々も多々いらっしゃいます。
さて、ここからの登りが本番。2500メートルを超え、雲が眼下に見えます。駿河湾の先に伊豆半島も見えるようになってきます。表富士ならではの絶景を背にぐんぐん上ります。

9/3 12:30 新七合目 御来光山荘(標高2800メートル)に到着

一気に300メートルを登りました。急斜面を少しずつ上ってきました。もっとペースを上げることは可能でしたが、高山病に備えて、徐々に徐々に高度を上げていくのがここまでの留意事項です。
ここから先は明らかに雲の上の世界となり、気温も徐々に下がってきてとてもすがすがしい環境となりました。45分ほど登ると3,000メートルに達します。

9/3 13:30 元祖七合目 山口山荘(標高3030メートル)に到着

新七合目から少し上ると元祖七合目に至ります。このあたりから道が狭くなってきており、ツアーバスの団体さんに差し掛かると、抜くのも抜かれるのもとても時間がかかります。とても疲れます。10名を超える団体登山の場合は、そのあたりのマナーや他を考慮したペース配分をお願いしたいところでした。
気温は徐々に下がってきていましたが、日がのぼるにつれて、雲も上がってきました。雲に追い越されないように、ここからもぐんぐんと登っていきます。

9/3 14:45 八合目 池田館(標高3230メートル)に到着

さらに200メートルを登って8合目に。一緒にいったメンバーは初めてでしたので、こういった山小屋で焼印をしてもらうのが楽しそうでした。その間に、こっそりと休みを入れるのが自分の最大のミッションでした。
だんだんと雲に覆われてきたため、ここからさらに1時間登っていきます。体力も減ってきており、酸素も少ないのか、瞬発力を要する動きが鈍くなってきました。コースも狭くなってきているため、すれ違いや追い越し、追い越されに時間と注意力を必要としてきました。
次第にガスに覆われるようになり、やや頭痛のようなものを覚えてきました。

9/3 15:50 九合目 万年雪山荘(標高3380メートル)に到着

9合目の万年雪山荘に到着。実に約3400メートル。もうガスに覆われ下界の景色は臨めませんでしたが、なんとかつきました。
予約していたことを告げて(素泊まり5500円)、部屋に案内されるとすでに先客3名が。聞くと4人部屋だと聞いていたがこちらを入れて5人。とても狭い分だけ、明日のプランについての話題が盛り上がりました。
部屋は二階建ての二階。一番端になってしまい夜落ちてしまわないかと思うと、あまりよく眠れませんでした。どうして柵をつけないのだろうかと思いましたが、おそらく布団の出し入れをしやすくしているのだろうと推測します。とは言え、疲れて爆睡していらっしゃる方もいるし子供もいる…詰めて眠る分、本当に危ないのでご検討をお願いしたい
消灯(19時)までの間に食事をして、休むつもりでした。食事はおよそ1000円。甘酒やおしるこなどが500円といった価格。焼きそばとたこ焼きを食べました。とてもおいしい。「500Wで2分〰」などと言っていたので電気が使えるようでした。発電か充電かどちらだろうか。そこでふと思い出したのが、コーヒーなどがもらえるクーポンを印刷してくるのを忘れていたこと。(ちなみに、万年雪山荘は予約が必要ですが、天候不順等によるキャンセルなどはキャンセル料金などはかからないとのこと。実は8/27に予約していましたが天気が悪かったので翌週の9/3にずらしてもらっていました。)
食事して安心したのか頭痛がかなり悪化してきました。早めに横になりましたが、周りの混雑もあり眠れませんでした。あとから知ったのですが、高山病の時は横にならずに座っていたほうが良いよう。トイレに行って(トイレがとてもきれいで、宿泊者は無料)、食堂でコーラを飲みつつ休むことに。消灯(19:00)になったらこの賑わいも収まるだろうと思っていたら、消灯になっても食堂は賑わっていました。お酒が入ると元気になってしまう山人の悪い癖です。仕方がないとあきらめつつ横になれば、今度はひと眠りできました。
富士山3度目にしての初めての高山病であり、正直、ここまで苦しめられるとは思ってもいなかったです。さすが最短ルートの富士宮ルートといったところでしょうか。この万年雪山荘はとてもよくメンテナンスされていたのが惜しいところですが、次回は八合目あたりで一息入れるのがが適切だろうと考えます。

9/4 2:30に9合目を出発し、3:15に9.5合目 九合五勺目 胸突山荘(標高3550メートル)に到着

目が覚めると0:00前。何やら雨の音がするので、外を見に行ってガッカリ雨模様。雨粒はそれほど大きくなかったですが、風が強く、少し外にいるだけで全身がずぶぬれになりました。この山小屋の食堂は1:00スタートなので、下から上がってきた人が山小屋の軒下で待機していました。レインウェアの姿でやや寒そうにうずくまっていた。どうせこのまま山頂に行っても雨雲で覆われているし、ご来光まで何もすることがないし、この状態ではご来光も期待できない。正直、なぜそこまでして時間通りに上っているのかわからなかったです。
行くか行くまいかを悩みつつ食堂で様子見をしていると1:00になり、下から上ってきた人で食堂が大混雑。彼らは雨宿りをしつつ食事で暖をとるが、山小屋の人の「食事を終えられたら次の方のためにご退出を〰」の一言でやむを得ず雨のなか出発していく…。
この光景を見て雨の中にご来光を見に行くのはあきらめ、日が昇ってから様子を見て考えました。が、山小屋宿泊の人も続々と起きはじめ、2:00頃に出立をしていきます。部屋で一緒の方と会話した結果、山の天気は変わりやすいし、ご来光が見える確率が低くても行ったほうが良いかもしれないとなりました。それからレインウェアを着込み2:30に出立を開始したところ、幸いにもしばらくして雨がやみました!
とはいえ傾斜はますます厳しくなり、ルートは暗い。酸素が少ないのか、少し上るだけで息が上がる。45分ほどで9.5合目に差し掛かりましたが、ここまでは本当に辛く、歩いた割に、長めの休憩を入れました。
また、これまでの2回の富士登山において夜の登りは流れ星がたくさん見られました。しかし今回はなぜか見られない…。余裕がなかったのか、表富士が明るかったのか、暗いといっても進化したLEDヘッドライトが明るかったのか…。最近のLEDヘッドライトはとても明るいです。明るいというよりも眩しかったです。休みながら自分の来た道を確認するべく下を照らす人が多いのですが、目に直射されると本当に眩しい。空を照らされると水蒸気で反射して明るくなり星が見えない…。文明の利器を抑止することはできないかもしれませんが、夜登山のマナーとして休む時は明かりを消すなどを唱えていきたいです。
ところでこの9.5合目では、焼印が5:00開始ということでした。一緒にいったメンバーはコンプリートできずに非常に残念がりました。すべての焼印を金剛杖に揃えるためには、①9.5合目以上に宿泊するか、②頂上からご来光を見て戻ってくる、という二択を迫られます。今回は富士五湖口への縦走であるため、いずれも叶わず。

9/4 4:00 頂上 浅間大社奥宮(標高3720メートル)に到着

ゆっくりと進むこと1時間ほど。やっと頂上に到着!頂上ではALSOKの方が明かりをもって出迎えて下さり、今後の案内をしてくれました。体力がある場合はここから20分で剣ヶ峰へ行くもよし、朝日岳か三島岳からのご来光に備えるもよし、と。三島岳からは影富士という現象を写真に収めることができるそうです。また、日の出の時間は5時くらいを予定していましたが、ご来光の時間はそれよりも10分〰15分遅くなるとのことで、あまり早く行ってご来光に備えても強風で寒いだけとのこと。朝日岳ならスペースはたくさんあるので、浅間大社付近で休息を入れ、明るくなり始めてから移動しました。浅間大社奥宮から朝日岳までは20分くらいで着きます。
さて、金剛杖への焼印コレクションもこの浅間大社奥宮で最後になります。浅間大社奥宮では焼印ではなく、御朱印を押していただけます。御朱印は乾くまで触らないようにしないと滲んでしまいますので注意が必要です。

ご来光拝見

富士宮口ルートの頂上から御殿山口ルートの頂上を経て、なだらかな斜面が広がる朝日岳にてご来光を拝みました。初めのほうは雲が眼下にあったため今回拝めるかと期待しましたが、あと少しのところで日と共に雲が上昇してきて、頂上全体がガスに覆われてしまいました。一瞬だけ生まれたての卵のような日を見ることができましたが、オレンジ色の光に包まれた瞬間は今回はお預けとなりました。

頂上から富士五湖口ルートまで

9/4 5:45位に出発。河口湖口ルートを目指して下山

朝日岳を出発しておよそ15分ほどで河口湖口ルートの下山口に到着。この下山口は須走口ルートと吉田口ルートと併用の、下山専用ルートです。下山する人しかいないためすれ違う必要がなく、ただひたすらの下りとなります。ガレ場というか砂をザクザクと足を滑らしながら降りていくことになります。当然砂煙が立つのでマスクがあると助かります。幸いにも当日は夜露で湿っていたためか、砂ぼこりはあまり立っていなかったです。途中でいくつかの山荘への脇道はあるものの、意識して行くようにしなければどんどんスルーしてしまう。下りも焼印が押せると思っていたメンバーは後から気が付いて落胆してしまいました。しかしまた来年くればいいのだと思います。
それにしてもなんと素晴らしい天空の景色でしょうか。飛行機に乗ればみられる景色かもしれませんが、雲のつながった先にはいったい何があるのでしょうか?ということを考えながら、ただひたすら下っていきます。
あまりにも単調すぎるので途中でガスバーナーを取り出し、チキンラーメンを食します(7:00)。本当は山頂で食べようかと計画していましたが、あまりにもひどいガス(水蒸気)のためにある程度下山してからととっておいたものです。少し体も冷え気味だったので、心地よい暖を取ることができました。
ここから約1:30ほどおり続けますと、河口湖口ルートや吉田口ルートへ戻るためのトラバースとなります。ここまで下りづくめで膝にガタが来ている人が多数発生し、みんな杖にすがるように歩いています。それなのに、なんとここからたまに登りが発生したりします。さらにこれで終了ではなく、ここから1時間ほど小さなアップダウンを繰り返しながら歩き続けなければなりません。
河口湖口ルートはアクセスこそしやすく問題や事故が発生しにくいものの、初心者泣かせのルートであるに違いないと思いました。
右にある図がこの山行をグラフ化したものです。登りは急斜面を登り続け、下りはなだらかにそして最後はアップダウンを繰り返しています。もしかすると早めに下ってしまう別ルートのほうが合っているという人がいるかもしれません。
河口湖口にたどり着いたら休みを入れずにバスのチケット売り場に行きます。富士山五合目駅からの路線バスはおよそ1時間に1本くらいで出ています。混雑状況によって臨時のバスが出るようですが、まずはチケットを買って停留所に並ばなければ満員で乗れないことがあります。富士山五合目から新宿などへの高速バスもあるのですが、こちらは予約制なので当日乗ることはあきらめたほうがいいでしょう。路線バスに乗ると、富士急行の河口湖駅に50分ほどでアクセスできます。椅子に座った者から順次爆睡に入るのですが、今回は立ち席になってしまい地獄の50分となりました。河口湖駅に着いたのち富士急で大月駅まで行き、JR中央本線で新宿まで至りました。別の帰路の選択肢として、富士急河口湖駅は高速バスのターミナルになっているので、河口湖から様々な行先へバスで辿り着くことができます。東京以外の地方都市に帰る場合は、河口湖駅で高速バスの空き状況を駅の窓口で確認するのが良いかもしれません

まとめ

今回の山行を簡単にまとめてみます:
  • 9月上旬の富士山登山を行った。8月は混雑している富士山も快適に可能だった(今年の富士宮口ルートは9/11にクローズしたもよう)。
  • 富士宮口ルートの最短ルートは駿河湾を背にしながらグングン登り、気持ちが良い。しかしながら高山病が懸念されるため、8合目くらいで一泊するのがよさそう。
  • 最新のヘッドライトは明るく、照らされると目がくらむ上に、流れ星を見えづらくする。休憩時などには消灯するなどの気遣いが必要。
  • 山の天気は変わり安い。強行ツアーなどは避け、経験のある知人と余裕があり柔軟なプランで臨むのが良い。
  • 河口湖口ルートは一方通行で降りやすいが、非常に長い。膝を傷めないように、杖を使いつつ小股でショックを和らげながら下るとよい。
  • 河口湖口ルートは富士急行河口湖駅まで行けば、帰路の選択肢は多岐に渡る。基本はJRでの東京経由を考えておきながら、時刻によっては河口湖から高速バスを使った地方都市への最短路を河口湖駅で探ってみるのが良い。
最後に、今回の手荷物を参考までにリストしておきます。
ザック
Karrimorのridge(30l)を使っている。古いモデルなので背骨補助のための鉄板が入っており重いのと、30Lと書いてあるのに50Lくらいの大きさがある…そして丈夫。容量はちょうど良かったが、重さは考えたい。雨天やガス(水蒸気)に巻かれた場合に備え、専用別売もしくは付属の防水カバーは必須。
レインウェア
いわゆるヤッケと呼ばれるもの。雨の日のレインウェアとは異なり、上下に分かれているタイプが必須。結構なお値段がするものの長く使えるもの。良いものをそろえておきたい。
登山用パンツ(ズボン)とTシャツ意外と馬鹿にできないのが登山用のパンツ(ズボン)。伸縮性と発汗性に優れ、防風・防水を備え、体温を維持できる結果、体力の消耗を低減できる。ジーンズで登るよりもジャージのほうが良いが、富士山も3000メートルを超えて気温が5度にも下がる高山。きちんとした装備としてのパンツ(ズボン)がおススメとなる。
シャツについても同様で、発汗性と保温性を備えたものを選びたい。
防寒着スキー用のインナーフリースとユニクロのウルトラライトダウンをレインウェアの中に着ていれば、登山中は寒さを感じることはないでしょう。ただし人それぞれなので、小さく畳めて暖かいフリースなどがあると便利。
また、防寒のほかに、岩肌でけがをしないために手袋も必要(軍手でも可)。ホッカイロもあると◎。
登山靴ABCマートなどで売っているトレッキングシューズはNG。どんなに安いものでも、完全防水かつ軽量そして頑強な、登山用品店で売っている靴を使用したい。帰りは溶岩の砂場を下っていくので、特にくるぶしよりも上を保護できる靴が好ましい。
登山用トレッキングポール初めての場合は記念として登山開始時に金剛杖を購入するのが良いが、もし二回目以降であればトレッキングポールを用意したい。下山時に膝の疲労を和らげることができる。
ヘッドライト最近のLEDヘッドライトはとても明るく実用的。防水機能があり、広角を照射できるものであれば、高価なものでなくても十分に役に立つ。電池の予備は念のためにも必要かもしれない。
水2L500ml×4本くらい。水・お茶・スポーツドリンクなどは途中の山小屋で500円/本で購入可能。ジュースではなく水がいい理由は、ヴァームの粉末を混ぜたり、ガスでお湯を沸かしてコーヒーやラーメンなどに使えるため。気分や状況に合わせて使えるように一番汎用性が高い。
地図ここここからダウンロードも可能。
そのほかトイレットペーパー、バーナーカセットガス、タオル、サポーター、スパッツ、行動計画書、ごみ袋、お金、薬・絆創膏、靴紐、折りたたみ傘、おやつ、行動食、スマホ、GPSロガー、電池