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2017/01/10

2016年 下期読書まとめ

2016年上期読書まとめに続いて下期の読書についてもまとめる。



  • ビジョナリー・カンパニー - 時代を超える生存の原則』 ジム・コリンズ
  • リバネスの丸さんのおすすめのシリーズ本の第一巻。英副題は"Successful Habits of Visionary Companies"。成功した企業を分析・研究し、その企業がなぜ結果を生み出し続けているのかを解明している。ANDの才能、基本理念、BHAG(Big Hairy Audacious Goals)、カルト文化など、経営者にとって必要とする要素が述べられている。
  • 初版 1995年


  • ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』 ジム・コリンズ
  • 英副題は"Good to Great"。企業が偉大になるためには何をすればよいのかを述べている。第五水準のリーダシップ、バスに乗せるべき者、針鼠の概念、弾み車など、時代を問わないあるべき姿を浮き彫りにしている。
  • 初版 2001年




  • ビジョナリーカンパニー3 - 衰退の五段階』 ジム・コリンズ
  • 英副題は"How the Mighty Fall"。偉大になりつつあった企業が転落してしまったケースを衰退の五段階と定め、事例を用いて説明している。偉大であり続けるためにはどうすべきかを述べた本。
  • 初版 2010年



  • ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる』 ジム・コリンズ
  • 英副題は"Great by Choice"。自らの力で開くするためには何が肝要なのかを述べた本。10倍型リーダーシップ、二十マイル行進など、こちらも時代や場所を問わずに必要とされる要素を解説している。
  • 初版 2012年


  • 具体と抽象細谷 功
  • なぜ一所懸命に説明をしているのにわかってもらえないのか…なぜ言うことがコロコロと変わるのか…。それは価値観が違うためです。本書を読むと、物事の本質をつかみ、効果的な話し方は何なのかを学ぶことができる。挿絵がコミカルで、固い話を柔らかく表現している。
  • 初版 2014年


  • 問題解決のジレンマ: イグノランスマネジメント:無知の力細谷 功
  • 具体と抽象』をより具体的に論じた本。アリとキリギリスを対比し、なぜアリが飛べないのか、つまり思考の脱却ができずにキリギリスと交わることができないのかを述べている。組織の中では9割以上が「アリ」(=効率化の人)に属していると思われるが、組織の中から飛躍したい人が目を通すべき書。
  • 初版 2015年

2016/05/04

2016年上期読書まとめ

少し早いが、2016年上期に読んだ本をまとめることにした。といっても5冊ではあるが、だいたい読む本のジャンルも定まってきており、また書いてあるコンテンツも似通ってきた。良い意味で知識と思考が成熟してきているかのように感じている。その一方で、この熟れた状態から自ら脱却する必要があるとも感じており、それを思案するため20年前に買った本を再び読んでみたりした。



  • 『競争優位の終焉』 リタ・マグレイス 著
  • 長きに渡って語られてきたポーターの競争戦略に一石を投じる本。ただし内容としては競争戦略に反駁しているわけではなく、その先を論じている。つまり、頑張って構築した競争優位性は一時的なものであって、常に変化していかなければならないと論じられている。そのための手法が述べられている。
  • 初版 2014年


  • [新版]ブルー・オーシャン戦略』 W・チャン・キムほか 著
  • いかに事業を成功に向かわせるか、それにはブルーオーシャンへの船出が必要だ。言わずと知れたベストセラー。記載内容も過去事例を用いてフレームワーク化されており、とても分かりやすいし、利用していきやすい。内容的にはゼロ・トゥ・ワンにも通じている内容であったが、新版で注目したいのが、第11章!旧版を見て誤解が生じていた箇所を著者がわかりやすく進路変更してくれている。具体的にはレッドオーシャンに向かってしまっている思考を具体化・パターン化し、対象者に警鐘を鳴らしている。
  • 初版 2005年 (新版 2015年)


  • 『シンギュラリティ大学が教える飛躍する方法』 サリム・イスマイルほか 著
  • まず初めに原題は「Exponential Organizations: Why new organizations are ten times better, faster, and cheaper than yours (and what to do about it)」であることを意識すると本の内容が見えてくる。従業員すらもオンデマンド(Crowd)化された現代において、仲間や顧客をビジョンでどのように引き付け、爆発的に成長させていくのか。それに関する秘訣と、現代の企業の分析・例証が述べられている。
  • 初版 2015年


  • 『スノーピーク「好きなことだけ! 」を仕事にする経営』 山井太 著
  • 一見して独善的に捉えられかねない経営指針をズバッと明快に述べ、またそこに起因する深い思慮・思いを知ることができる、気持ちの良い経営本。なぜスノーピーク製品が日本、そして、世界中で受け入れられ、差異化された魅力を発揮していけるのか。すべてはこの本に詰まっている。スノーピークを知らない人でも、必ず一つの製品を(高くとも)手にしてみたいと思うのではないか。そしてハマってしまうのではないだろうか…(ちなみに私はスノーピーク製品を使い始めて20年近い)
  • 初版 2014年


  • 『六韜・三略の兵法』 守屋洋 著
  • 太公望の教えを伝えている六韜および三略の二つを解説して下さっている貴重な書。世の中で「柔よく剛を制す」「虎の巻」という耳慣れた言葉があるが、それらはこの六韜・三略に由来する。太公望が歴代国王に真言した内容であって、大企業経営トップは必読しておく必要がある。学生の頃に購入して読んだものの、ほとんど内容を楽しむことができなかった。今再び読んだところ、その思考についてはとても理解できた。それを実践する機会があったりその立場になることがあったりするならば、もう一度読み返してみたい。
  • 初版 1994年 (絶版)

2016/01/17

2016新年の本およびゲーム売却 [Amazon買い取りサービス編]

全記事からの続きでAmazon買取サービスを試してみたので、引き取ってもらった品物と事前査定価格、その結果を記す。

  • 書籍



      • 岡谷貴之「深層学習」
      • 事前査定: 887円(程度: 良い)
      • 買取結果: 536円(コンディションの修正→可)

  • ゲーム




      • 事前査定: 661円(程度: 良い)
      • 買取結果: 350円(コンディションの修正→可)
      • モーターストーム
      • 事前査定: 140円(程度: 良い)
      • 買取結果: 140円

    Amazon買取サービスは初めての利用だったが、他の買取業者と比べて買取手続きは変わらないのに、個々の品目ごとの買取金額を示してくれる。非常に透明性が高いサービスだと思った。今後も最も優先度が高い買取業者として利用していきたい。

    2016新年の本およびゲーム売却

    古本やゲーム・DVDを段ボールに詰めて送って査定、そのまま売却というビジネスモデルは本当に便利。おそらく送料分は差し引かれ、査定も低めなのだろうと思うものの、どんなに古いものを送っても、こりゃダメだろうというものを送っても、店で待つ必要がなくそのまま売却もしくは廃棄できる。しかも利用者は送料を含め、一切の支払いが生じない。買う側にとっても思わぬ掘り出し物にあう可能性があり、誰もがWIN x WINなビジネスモデルだと本当に思う。

    が、一点納得のいかないことがある。

    まとめて送った一点一点がそれぞれいくらの査定だったのかを明らかにしてくれないのである。例えば「専門書は高価買取」という業者でも、どの専門書をどのくらいで買ってくれたかを教えてくれないので、「段ボールひと箱で総じてこのくらい」という獏とした買取評価しか得られない。それに対し、Amazon買取サービスはある程度の買取価格を一点一点積み上げて買い取ってくれる。明確な値が付くものについては、Amazon買取に引き取ってもらったほうが納得感がありそうだ。

    したがって今回は、Amazonで値が付いているものはAmazon買取に送り、Amazonで値が付かないものは一括売却の業者に送るこことにした。

    Amazon買取は別記事とし、本記事では一括買取業者に送ったリストとその結果を記す。




  • 書籍



      • 杉山智彦「カシミール3D入門」
      • Editors of TIME For Kids Magazine「FOR KIDS ALMANAC 2010」
      • 岸良 裕司「目標を突破する実践プロジェクトマネジメント」
      • 昭文社「ツーリングマップル中部」
      • 昭文社「ツーリングマップル関西」
      • 昭文社「ツーリングマップル中国・四国」
      • 昭文社「ツーリングマップル九州」
      • 井上 敏樹、 石ノ森 章太郎「仮面ライダーファイズ 正伝 異形の花々」
      • 小野不由美「風の万里 黎明の空 (上)」
      • 小野不由美「風の万里 黎明の空 (下)」
      • 小野不由美「月の影 影の海」
      • 小野不由美「風の海 迷宮の岸」
      • 小野不由美「図難の翼」
      • さだまさし「眉山」
      • 谷村有美「愛は元気です。」
      • 茅田 砂胡「デルフィニア戦記 第4部 伝説の終焉 1」
      • 安間宏美「ワインの謎解き」
      • 柄刃一「ifの迷宮」
      • 野沢尚「恋人よ(上)」
      • 野沢尚「恋人よ(下)」
      • 片山恭一「世界の中心で、愛をさけぶ」
      • 東野圭吾「白夜行」
      • ジョージ・ルーカス, マシュー・ストーヴァー「スター・ウォーズエピソード3シスの復讐」
      • 仮面ライダーBlack 文庫版 コミック 全3巻完結セット (小学館文庫) 


  • ゲーム



      • 幻想水滸伝IV
      • 鬼武者
      • 鬼武者2
      • 鬼武者3
      • ストリートファイターEX PLUS
      • スーパーロボット大戦コンプリートボックス
      • Gran Turismo 3
      • Gran Turismo 5 Prologue
      • Final Fantasy X

    以上、書籍27冊、ゲーム9本。今回の買い取り業者さんは古本買取Vaboo.jp(バリューブックス)に依頼。結果は買取査定になったのは18点のみで、査定合計「785円」だった。

    もともと捨てる本やゲームですので、わずかな金額だとしても買い取ってもらえるのは嬉しいですね。