記事を書くのに、長らく間が空いてしまいました。忘れないうちに、どんどん書いていこうと思います。
さて移動手段についてですが、出張ということもあり、私が使用した移動手段はタクシーのみでした。見る限り移動手段として存在するものは、
- リクシャ (rickshaw)
- オートリクシャ (auto-rickshaw)
- オートバイ
- バス
- タクシー
- 電車(メトロ)
- 自家用車/レンタカー
リクシャーは自転車に荷台をつけて、人を運んでくれる乗り物。痩せたおじさんが一生懸命自転車をこいでくれるものであり、スピードには期待できず、そして車から弾き飛ばされる危険も伴います。タクシーに乗っているとき、「邪魔だ」とクラクションを鳴らすドライバーが本当に引いてしまうのではないかと、見ているだけで危ない存在でした。日本で人力車を「じんりきしゃ」と発音しますが、「(じん)リキシャ」と「リクシャー」はつながりがあるのかな、と思いました。
オートリクシャーはリクシャーの自転車がオートバイになったもの。馬力がアップし、運転席と二人ようの後席のレイアウトに、左右にぶら下がる技を駆使して9人で乗っている姿も見かけました。ガイドブックでは「オートリクシャーに乗って…」とありますが、リクシャーと同様に、車で轢かれたら木っ端微塵の存在。タクシーには邪魔者扱いでクラクションの集中砲火。安心して乗れるものではないと思いました。
オートバイは地元の人にとって(特に若い男性)非常にポピュラーな乗り物。車は古い型式が多かったりしますが、オートバイはデジタルメーターなどを装備した、比較的新しいモデルが走っています。大型バイクはほとんどなく、小型バイクが主流で購入しやすいのでしょう。オンロードバイクでも、ガタガタ道のほとんどオフロードを走り、そして段差も乗り越えて走ります!インド固有のバイクメーカーもあるそうです。
バスもあるのですが、バス停はすごい列になっているし、走っているバスに飛び乗ったり、ぶら下がって乗っているケースもありました。お金は中で支払うらしいのですが、どうやって車掌が巡回しているのかわからないくらい。洗車という概念はなく、ドロドロや錆まみれのバスが普通に走っています。これに乗るのも勇気がいります…。
タクシーが一番安全かと思いましたが、左右の車との車間距離が5cm未満で普通に走っていくドライバーが多く、乗っていて横を見るたびにヒヤヒヤ。しかし一番安全です。あとはドライバーを信じるのみ。事故っても黙って乗っていて降りない様にしましょう。後部座席でもシートベルト必須です。ちなみに私が乗ったタクシーは、トヨタのイノーヴァ。日本では売っていない車種ですね。
ガイドブックにて、トラブルについての記載が多い一つが電車。デリー市内では地下鉄の拡張工事が行われており、これを使うとデリーの観光がしやすくなるのは分かっているのですが、やや心配。インド人に事情を説明すると、「ノープロブレム」のご返答が…。Noida方面からのアクセスも良いので、次回はチャレンジしてみようかと思っています。
最後に自家用車。まず新車は見かけませんし、新車の状態でいられるのも2〜3ヶ月ほどでしょう。交通事情が異常なので、日本のように車を綺麗に新しく保つという概念は捨て、いかに安全でいられるかに注力するべきです。横にいる車に気を使うことはなく、再度ミラーを閉じて走る車、最初からサイドミラーが付いていない車が多いです。おそらく運転して切り抜けられる日本人はいないと思われます。その意味ではレンタカーも厳禁で、日本でいかに運転がうまかろうと、インドのドライバーのテクニックには敵いませんし、オロオロしていると都内以上に迷惑この上ないです。おとなしくタクシーに乗るのが良いでしょう。
それでは、次の項ではタクシーを使ってデリー観光をした際のおはなしをします。
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