- NTT系列の会社: もちろん回線はNTT docomo。
- 実質無料の自前IP電話付き
- 業界唯一のデータ通信量1日コース
- 1は他社に対する明確な利点はわからないが、NTTファミリー系列ならではの不具合対策などが期待できると踏んでいる。KDDI(au)とUQモバイルの関係と全く同じではないものの、NTTレゾナント"goo"がスマホセットを販売しているなどNTT系列によるバックアップが厚いことは確か。
- また、二つ目のIP電話は050plusで、NTTコミュニケーションズが運営してきたもの。音声SIM契約ひとつにつき無料で番号が付与され、通話料が他に比べて断然安い(携帯にかけても1分約17円)。OCNモバイルONEで利用すると、050plusの通話に関するデータ通信は"データ通信としてカウントされない"カウントフリー、つまりどんなに話しても音声通話で通信量が制限されることはない。SkypeなどのIP電話だと話した分だけデータ通信量を消費してしまうのでこれまで注意が必要だった。留守電機能も無料で付属し、なんと記録された音声メッセージを添付してメールで届けてくれたりする超便利機能もある。ほとんど主回線を上回る利便性を備えたIP電話である。
- そして最後のメリットは、データ通信の上限リミッターを一日単位で解除してくれる業界唯一の存在。格安SIM業界では月に2〰3GBというコースが一般的だが、月の初めにキャリア網で動画を見まくってしまい上限に達してしまうと、月の残りを低速な通信速度で過ごさなければならなかった。OCNモバイルONEなら一日単位でリセットされるコースがあるので、どんなに使いすぎても日付が変われば元の通信速度に戻る。Wi-FiがOFFになってしまっていたことに気が付かずうっかり動画を見たときなどに救われた気になる。一日の上限は段階的に選択できるので一日の消費量を見ながら契約を切り替えればいい。ただ消費しなかった前日分の繰り越しも可能なため、毎日相当の努力をしないと使い切れないかもしれない。
まず状況を整理する。初めに金額的なことになるが、ソフトバンクでのスマホ契約はおよそ1カ月で7,000円であったので、OCNモバイルONEにして2,000円程度になることを見込んでいる。もはやソフトバンクから移行しない選択肢は存在しない。次に契約形態について。OCNモバイルONEには"容量シェア"というサービスがある。上記の通信量制限に達しなかった場合、複数回線でその容量を分かちあって効率的に利用できるという契約。これをするためには"SIM追加"という手続きを踏む必要があるが、MNPで移行する場合、ソフトバンクの契約名義がOCNモバイルONEのSIM追加先の契約名義と同じでなければならない。よってMNPの前に契約名義をそろえておく必要がある。最後にソフトバンクで使用していたスマホはSIMロックフリー化の対象外だったため、別途スマホを購入する必要があった。このような状況下でOCNモバイルONEのカスタマーズフロント(0120-506506)に相談して得た手続きステップは下記の通り:
- OCNモバイルONEやNTTレゾナント"goo"のサイト等でスマホ+OCN音声SIM(アクティベートコード)のセットを入手
- ソフトバンク窓口にて契約名義を変更
- MNP予約番号を取得
- 手続きを行い、SIMカードの郵送を待つ
- MNP開通手続きを行う
- はじめにスマホの用意であるが、Amazonでも楽天でもどこでも構わない。安いものを用意すればいい。この場合はSIMの購入は不要であり、SIM追加手続きの際に購入することになる。今回セット購入した理由は、動作不全などによる導入を遅らせたくなかったからである。MNPによる移行はスムーズに行わなければ電話もネットもできない期間が生じかねない。そのため敢えてスマホセットで購入することにより、相性問題を回避することにした。また、実はSIM代も含んだNTTレゾナント"goo"のセット価格がかなり安かったということも理由の一つである。
- スマホセットの申し込みを行い、スマホが届いたら手続きに入る。スマホの到着を待つ理由はスマホとSIMがなければ契約を移行する際に動作する端末が手元にあることを確実にするためである。ソフトバンクの契約名義変更はショップに行く必要がある。契約の現名義人と変更先名義人でソフトバンクショップに行き、免許証を提示して終了。ただし、3度も足を運び1時間ほど待たされた上にソフトバンク光のセールスをさんざん聞かされ(ソフトバンクからMNPで出ていくと伝えているのに…)、最後に名義変更事務手数料として3,000円も必要だったのが残念。サービスの悪い公務員ですら、住民票の発行は300円で行える。キャリアが免許制であるなら、この辺りは国から是正が入って改革しても良いように思った。名義変更には1日必要なので、この次のステップは翌日以降となる。
- さていよいよMNPをする。MNPはソフトバンク本部(0800-100-5533)に電話して、MNP番号というものとその有効期限を取得する。「格安SIMならYahooモバイルもあり、いまなら特別キャンペーンを案内する」と優しく誘われるがソフトバンクをやめたいので頑なに固辞する。意思が固いことが伝わると、MNP転出事務手数料3,000円、締め日までの月額金額7000円は日割りできない、といった追い打ちが告げられる。早くソフトバンクから辞めたくなったので甘受する。電話での手続きが完了すると、MNP番号と有効期限がSMSですぐに送られてくる。これは今後必要なので別途メモしておく。
- 次にOCN側で手続きをする。スマホセットにはSIM代が含まれているのだが、実際にはSIMカードはまだ入っていない。代わりにアクティベートコードが入っている。このアクティベートカードを使って音声SIMの追加を行う。OCNモバイルONEのユーザページに行き、音声SIMの追加手続きをする。アクティベートコードと一緒に記載されているページにアクセスして登録をすると、新規の別契約となってしまう。容量シェアをする際には、"SIM追加"の手続きをする必要がある。なお、"SIM追加"で手続きをする際にアクティベートコードの入力欄がない場合はカスタマーズフロント(0120-506506)における電話での登録になるもよう。この辺りはよくわからなかったので、アクティベートコードの入力欄がなければ即電話をして聞いたほうが良い。 ちなみに今回はこの最後の最後の時点で方針を変更し、容量シェアをすることはやめ、新規の別契約とした。"SIM追加"の手続きをする際にコースが選べずに気が付いたが、"容量シェア"というのは現在の110MB/日を追加するSIMと共有するものであり、110MB/日の二回線を束ねて契約するものではなかった。SIM追加のみで1100円を払うか、容量シェアできないが110MB/日の回線を1600円で新規契約するか…。迷わず後者に方針を変更した。
- 上記で申し込みを終了すると、4日くらいでSIMカードが届く。そのSIMカードに製造番号などが記載されているので、再度ウェブページにアクセスして登録をする。すると2時間ほどで、ソフトバンクからOCNモバイルONEへの移行が完了する。この移行直前までソフトバンクの回線は利用可能。2時間の間に突如使えなくなるので、そのあとはSIMカードをスマホに差してスタンバイしているとしばらくしてOCNモバイルONEでの利用が可能となる。
No. | 手続き | 費用 | スマホが必要な場合 | 容量シェアする場合 | 新規契約する場合 |
---|---|---|---|---|---|
1 | スマホセットでスマホとSIMを用意する | 20,000円〰くらい | ○ | ||
2 | ソフトバンクショップで名義変更 | 事務手数料 約3,000円 | ○ | ||
3 | MNP予約番号を取得する | MNP転出費用 約3,000円 | ○ | ○ | |
4 | SIMやMNPの登録手続きを行う | ○ | ○ | ||
5 | MNP回線手続き | 約3,000円。ただしスマホセットの場合はセット代金に含まれている。 | ○ | ○ |
0 件のコメント:
コメントを投稿