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2011/12/31

マーチYK12のスピーカー交換

排気量1,500ccで車重1,000kgを切るマーチYK12は非常に軽快でCVTによる無段変速もスムーズで運転が楽しいのですが、そのドライブをより楽しくするために、スピーカーを入れ替えることにしました。

とは言っても所詮は高級車ではないので、スピーカーはそれほど高くなくても可。追加でバッフルボードなどを買う必要がない、KENWOODのRS170を入れてみることにしました。


下記に交換手順を載せます:
ドアパネルを外すファーストステップは、ドアノブの銀色のパーツになります。
ドライバーにビニールテープを巻いて傷がつかないようにし、隙間に差し込みます。
少しこじるとカチとなり、はずれます。上下ともに外します。
見にくいですが、止め穴があります。
次に、ウィンドウスイッチのパネルを外します。ここの外し方は定かではなく、もっとも難しいところです。
隙間に手やパネル外しを突っ込みながら、丁寧に外していきます。
スイッチパネルを外すと、ドアパネルとドアを繋げているビスがパネルの奥に見えますので、それをはずします。そして、スイッチパネルとコネクタを外します。
ドアとドアパネルの間に軍手をした手を挿し込み、そのままドアパネルを引きます。すると、クリップで留められていたパネルが、バキバキ!と外れています。
ドアパネルを外すと、このような感じになります。非常にスッキリと純正スピーカーが収められています。コネクタを外し、純正スピーカーを取り出します。

純正スピーカーと新しいスピーカー。明らかに質が違いますが、純正スピーカーは20Wくらいまでの入力しか対応しておらず、純正ヘッドユニットもそれ以上に出力を上げることはないでしょうから、十分と言えば十分です。

付属のフレームを純正のビスを用いて次のように取り付けます。ドア側の穴の位置とフレームの位置がズレているのがわかると思います。ひとつのビス穴にコードを通すことができます。フレームは削る必要はなく、そのまま使用可能です。
車両側の配線はこのようになっています。インターネットの情報によりますと、フロント左ドア側の配線は
プラス
マイナス
のようです。

フロント右ドア側の配線は
プラス
マイナス
のようです。てっきり赤っぽいのがプラスかと思ってしまいがちですが、ここは注意しなければなりません。
残念ながらこのコネクタと付属のスピーカーはそのままでは繋がりません。スピーカー付属のコードをニッパーで切断し、ドアのスピーカーに接続します。そして切断した方を、フレームのビス穴を通じてドアの内側から外側へ通します。通した線で灰色の線があるほうを車両配線のマイナス側に、線がないほうを車両配線のプラス側にエレクトロタップで接続します。
コードを通して、スピーカーを固定した状態です。これで完成!音を鳴らして無事に聞こえれば、ドアを逆順に組み立てて完了です。取り外した純正スピーカーは、リアドアに付けることが可能です。ドアパネルはより固く取り外すのが大変ですが、コネクタ加工は必要ありません。



スピーカーを交換した効果は、音がクリアになったと思います。また、出力を強くしたときの頭打ち感がなくなりました。

今回リアドアに純正スピーカーを移植して4スピーカー化をしましたが、スピーカー間距離が短いためか、ヘッドユニットによるサラウンド効果は得られていないようなので、そのままサラウンドをOFFにしました。

<<追記>>
今回車両側の配線にエレクトロタップでスピーカーを接続しましたが、極力車両側の配線は傷つけたくないのが正直なところですね。後日カーショップを見ていたら、エーモン製日産車用スピーカーハーネスが売っていることがわかりました。このハーネスがマーチに対応しているかどうかはわからないのですが、これを使うと作業が非常に楽になることも見込まれますので、試してみる価値はあるかもしれません。

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