私の場合はSFエリアからの出発で、飛行機が好きでなかったので主に陸路をプラニングしました。しかし日本から行く場合や、遠くの国立公園に行く場合など、飛行機を使うしかないと思います。また、飛行機を利用して空港についた後には(鉄道やバスなどはほとんどないですから)レンタカーによって移動することになります。
ここでは、それらの予約などについて私が知っていることを説明したいと思います。また国立公園のパスについても述べたいと思います。
はじめに航空券です。
飛行機を利用しようと考えたことはなかったのであまり詳しくはないのですが、アメリカでは航空券の格安チケットというものは存在しないそうです。ではどうやって航空券をリーズナブルに手に入れるべきなのか?それは
のが良いそうです。最安値かどうかはわかりませんが、実際いくつかのサイトを見たところ、確かに最も安そうな価格が提示されていました。いろいろなサイトを調べまくる手間やクレジットカード番号の情報漏洩不安などから、大手サイトで予約手段を統一しておくのは便利かと思いました。
しかしexpediaなどのフライト料金ですが、日によってすごく上下します。数日前までは割と安かったのに、モタモタしていたらあっというまに値上がりしてしまって。普段から価格をウォッチしておいて、安いうちに予約をしておくのが良いようです。
また、そのような状況下においても、「宿泊とセットだと何故かすごく安い」こともあるようです。このプランだと、普通に航空券を買うよりも、このプランを適用し、予約したホテルにはキャンセルなしで泊まらず他に行っても安いので、非常に悩んだこともあります。
また、飛行場が日本に比べて多数存在しますから、少し遠くの飛行場にしておいて、そこからレンタカーでアプローチするという手もあります。
次にレンタカーについてです。
まず、レンタカーは絶対に普通に予約してはいけません。必ずどこかからかクーポンコードを取得してから予約するか、予め大手レンタカー会社のクレジット会員になって予約したほうがいいでしょう。値段が全く違います。
クーポンコードは、アメリカに支社がある企業の方なら法人契約をされていると思いますので、会社経由で取得できると思います。そうでない方は通常取得しにくいのですが、大丈夫です。楽天トラベルの海外サイトのレンタカーのページから申し込めばクーポンの設定が自動的に適用されます。(私の経験では、Hertzが割と新しい(≒安全な)車をそろえていているようで良かったです。)
実はこのことを知らずにいろいろコードを探しまわったりしましたが、時間がない場合もあって大変損をしたことがありました。ただその時は窓口での予約でしたので、「私はあの会社の者で、今はあの大学にいる。何かないの?」とかいろいろ説明をして、いろいろな割引きや最後に「私のスペシャルディスカウント」なるものまで引き出しました。アメリカでは、最後は人と人との交渉なので、会話をすることが大切でした。
交渉に関してですが、雪の降る地域に行かれる場合は四駆のレンタカーを借りることになるかもしれません。ウェブサイトでは、私の知る限り、 スタッドレスなどのチェック項目はないように思えます。予約後にメールフォームや日本支社経由などで確認をするのが良いでしょう。
- ところで、少々話しがそれますが、電話とナビについての情報です。
- 電話についてですが、プリペイドフォンを入手しておくとトラブルがあった場合に便利です。プリペイドフォンはおよそ本体$20(=2,000円)+初期通話代金$15(=1,500円)くらいで入手可能です。AT&Tなどの各キャリアのショップのほか、ウォルマートやTarget、SAFEWAYといったスーパーマーケットでも入手できます。購入後にアクティベーションと呼ばれるセットアップを行えばすぐに使用可能です。いきなり音声ガイドでセットアップするのは大変なので、購入時に「アクティベーションしてくれないか?」と聞いてから購入するのがいいでしょう。
- 次にナビゲーションですが、レンタカーを借りればだいたい付いてきます。日本の高機能なナビではなく、単にGPSでガイドしてくれるだけのものです。しかしアメリカでは住所が非常にシステマティックな上に道が込み入っていないので十分であります。逆に、簡潔な機能で十分である一方、それがないと砂漠などで不安になることがあります。地平線まで伸びる道で、「万が一道を間違えていたら。。。」と思うと旅程が台無しになってしまいます。レンタカーを借りるときには、必ずナビ付きの車を指定した方がいいです。もし出てきた車がナビなしであれば、その場で変更をお願いしましょう。柔軟に対応してくれることもあります。どうしてもナビ付きの車を得られなければ、ウォルマートやTargetなどの電化製品を扱っているスーパーマーケットに行けば、ポータブルナビが$150〜$200(=15,000円〜20,000円)で売っています。これらはレンタカー付属のナビよりも高機能であることが多いです。また、安いクラスのもので十分です。不安な場合は予め、あるいは、道中で購入していきましょう。tomtom製ナビにすると、ガイドの音声を日本語にすることもできるので、非常に便利です。(注:設定にはPCが必要)
最後に国立公園のパスについてです。
国立公園等はほとんどのところで入場料が必要です。いくら必要かは、アプローチの方法によります。車で入場しようとすると、車一台あたり$20(=2,000円)ほどかかります。家族全員で$20とはファミリー指向のアメリカならではですよね。
また、期間もあります。期間は公園によって一日だったり一週間だったりと幅があります。一度入ると出るのが困難だったり、中に宿泊施設がないなどの事情があるように思います。
(例: ヨセミテ国立公園の場合、車一台7日間で$20)
料金は、国立公園に入るところでゲートがあり、支払います。前もって払うこともできるのですが、そうするメリットはあまりないと思います。レシートは必ず受け取って保管しておきます。紙のラベルをもらうこともあり、その場合はフロントガラスに内側から貼っておきます。いずれも再入場するときや、異なるゲートを出入りする際に必要です。
また、ゲートで料金を支払うと、その公園のニュースレターやマップをもらうことができます。近年エコに目を向けている国立公園では、不要だと言えば感謝してくれ、また帰りに不要なニュースレターとマップをリサイクルするための投函ボックスをもうけています。ニュースレターはウェブでも見ることができるので、予め目を通して現地でニュースレターを必要としないほうが良いでしょう。
ところでお得な年間パスというものが存在し、その値段は$80です。何度国立公園に行くかによりますが、一年間という長い期間に$80という価格は、非常に安いと思います。また、この年間パスには署名欄が二カ所あり、二人で共有することができます。知り合いと共有すれば、高々$40になります。
年間パスもゲートで告げれば購入することができます。真偽のほどはわかりませんが、「レシートを保管しておくことにより、そのレシートを代金の一部として使用できる」という話も聞きました。まずは一度国立公園に足を伸ばしてみて、もしハマりそうであれば早めに年間パスに切り替えるのが良いでしょう。
なお、年間パスは国立公園の他、国立レクレーションエリア(例えばGlen Canyon National Recreation Area)でも使うことができました。場所によって異なるかもしれませんので、調べてみてください。
ではアプローチのイメージが決まったところで、いよいよ宿泊ですね。次は準備編(どのように宿泊するか?)を載せたいと思います。
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