SyntaxHighlighter

2014/04/30

Windows8のマルチユーザ環境におけるフォント共有メモ

Windowsでは、あるアプリケーションが使用するフォントはWindowsにインストールするとほかのアプリケーションでも利用できます。できるはずでした。。。

今回筆王ZEROでインストールしたフォントをLibreOffice(≒OpenOffice)のドキュメント内で使用していたのですが、Windows8.1導入に伴いマルチユーザ化したところ筆王ZEROを使っていたユーザ(ユーザAとする)環境では通常通りLibreOfficeでも使用できるのですが、新しいユーザ(ユーザBとする)では筆王ZEROのフォントを表示できません。LibreOfficeのフォント選択肢には出てくるので何らかの認識はしているようだ、、、というところで解決策を探りました。

まずフォントのある場所は、C:\Windows\Fontsです。ここに筆王ZEROでインストールしたファイルも導入されます。しかし、ユーザAでは新フォントが列挙されるのですが、ユーザB環境では新フォントが表示されません!

セキュリティタブで参照権限を見てみると、ALL_APPLICATION_PACKAGEとusersが筆王ZEROフォントファイルにはないようです。これを付与してあげれば解決するはず…なのですが、フォントファイルがたくさんあるのに一括変更のすべが見つかりませんでした。

仕方がないので、
  1. ユーザA: C:\Windows\Fontsすべてをいったん別の(ユーザBと共有可能な)場所にコピーする。
  2. ユーザB: 筆王ZEROがインストールしたファイルのみを抽出(ほかは削除)。インストールの日付でグルーピングすると簡単。たとえば下記など:
  3. CANDGY.ttf
    cgbqb.ttc
    cgrtr.ttc
    FGCCPKAI.TTC
    Gyokoku.ttc
    HGRHAM.TTF
    HGRKM.TTF
    jchw00e.ttc
    jftp00e.ttc
    jkai00m.ttc
    jkan00h.ttc
    jlei00m.ttc
    jnag00b.ttc
    joor00h.ttc
    jovr00h.ttc
    jpen00l.ttc
    jpsk00l.ttc
    jpsk00m.ttc
    jrmm00u.ttc
    jsin00b.ttc
    jsin00m.ttc
    jska00l.ttc
    jsns00m.ttc
    jsun00m.ttc
    jwyz00l.ttc
    jxka00h.ttc
  4. ユーザB: 残ったファイルをすべて選択し、右クリックからインストール。すべて上書きインストールとする。

このようにしてフォントファイルへの参照権限を一般化することで、マルチユーザ環境でも筆王ZEROのフォントが使えるようになりました。

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