MacOSXでFTPサーバをたてる。

MacOSXにはFTPサーバが標準でついています。昔はGUIで制御可能だったようなのですが、セキュリティ的な要因で最近のアップデートで伏せられてしまったようです。しかしコマンドラインで制御可能です。方法は下記の通り:

• 開始

sudo launchctl load -w /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist

• 停止

sudo launchctl unload -w /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist

FTPで必要とするログインユーザとそのパスワードは、そのMacで利用しているユーザのアカウントです。

また、ファイアーウォールを設定していると他の機器からアクセスできません。[システム環境設定]→[セキュリティ]→[ファイアーウォール]→[詳細]にて、『ファイル共有(FTP)』を許可リストに加える必要があります。

ところでFTPが使用するデフォルトポートは21ですが、このまま公開しておくとセキュリティ的な不安を感じます。誰もが自分のMacにアクセスして、ユーザ名とパスワードを試行してしまいます。そこでもっとも簡単な回避策はポート番号を変えることです。ポート番号を変えるには、/System/Library/LaunchDaemons/ftp.plistを編集します。

sudo view /System/Library/LaunchDaemons/ftp.plist

下記の箇所を

<dict>     <key>SockServiceName</key>     <string>ftp</string>     <key>Bonjour</key>     <true/>

次のように変更します。

<dict>     <key>SockServiceName</key>     <string>お好きな番号</string>     <key>Bonjour</key>     <true/>

必要がなくなったら、FTPサーバを停止することを忘れずに。