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2009/12/28

マーチへナビ取り付け

マーチへナビを取り付けた際のメモを記す。
(なお、このメモは今後の交換のために記載しているので、もしも参考にして取り付ける際は自己責任において行ってください。)

はじめに車両情報:
  • 日産マーチ H17 中期型
  • 15S CVT (DBA-YK12/HR15DE)
  • 純正ナビ装着車
純正ナビ装着車両で、インパネのパネルスペーサーがあらかじめ付いていた。

次に必要なもの:
  • カーコンポ接続コネクター[10ピン+6ピン] (ENDY EJC-021Nなど)
  • 工具(ドライバー・レンチなど)
  • 軍手
  • そのほか配線具(バック信号および車速パルスへの配線用)

道具がそろったので、ボンネットを開けてバッテリーのマイナス端子(赤いカバーがついていないほう)を注意深く外し、車両にショート・人体に感電しないように固定し保護した。
(純正DVDナビの場合は、バッテリーを外す前にDVDナビソフトを取り出しておいた方が良い。今回は忘れて取り出せなくなった。)

はじめに、Aピラーのカバーから外す。軍手をして、Aピラーカバーの天井側に指を入れつつ、ぐぃっとカバーを外す。中身はクリップで留まっているだけなので、パカっと外れた。

左右のAピラーカバーを外したら、次はダッシュボードを外す。外したAピラーの隙間からぐいぐいとゆっくり引き上げると、こちらもクリップ留めなのでパカパカ外れた。

ダッシュボードを外したら、次にインパネを外す。まず上面のメクラカバーをぐっと引っ張って外す。するとねじ穴が二つ見えるので、それを外す。次に、下に回ると二カ所のねじ穴があるので、それらも外す。すると、エアコンの吹き出し口ごと2DINパネルスペーサーを引っ張って外すことができた。

ただしこのままでは純正ナビと車両とがコードで繋がっているため、純正ナビ本体から丁寧にコネクタを外す。するとパネルスペーサーに付いているのは純正ナビ本体だけとなり、パネルから純正ナビを取り外すことができた。その後、純正ナビを取り外したパネルに新しいナビを取り付けた。

次に配線をした。純正ナビに接続されていた10ピンと6ピンのコネクタをEJC-021Nのようなコネクターに接続。ちなみに私の車両についていた純正ナビは新車両用の20ピンコネクタのナビだった。そのため、車両側の10ピン+6ピンを20ピンに変換するように配線されていたが、それをごっそり取り外してEJC-021Nを接続した。

次に、車両に接続したEJC-021Nをナビに接続。オーディオスピーカーに関するコネクタは規格で色が決まっているので、色を合わせながら接続していく。なお、マーチ15Sにはリアスピーカーが通常ついていないので、後部座席からは音がしない。今後のスピーカー増設のためにとりあえず接続しておいた。その他ナビに関する配線は、ナビやEJC-021Nのマークを合わせながら接続する。

EJC-021Nから伸びているアース(GND)はナビ側のアース(GND)と共にナビ本体の金属部分にネジで共締めした。

ナビ側から伸びている配線で、アンテナ・車速パルス・リバースセンサー・パーキングセンサーの配線が接続できていなかった。これらは車両側から取得することができる。

アンテナは車両から伸びている大きめのピンをナビに差した。

パーキングセンサーを除いて、車速パルスとリバースセンサーは純正ナビに接続されていた配線から取得できた。それらの取得場所は下記の通り:
車速パルスはメーター裏の配線から。
リバースセンサーは助手席側Aピラー付近の黄色い配線から分岐。

今回は使わなかったが、ENDYからそれらを取得できるハーネス(EJC-023NEJC-320N)が発売されている。おそらくEJC-023Nによってヒューズ裏にあると言われているコネクタから車速パルスを取得できると推測し努力したが、そのコネクタがヒューズボックスに強く固定されており、青いプラスチックのキャップが外せなかったので利用できなかった。そのため、たまたま純正ナビにメーター裏から配線が伸びており、それを利用することができて助かった。

パーキングセンサーは取得できなかったので、アース(GND)に接続しておいた。

これで接続関係はすべて完了。ナビから伸びているGPSアンテナとVICSセンサーをダッシュボードのほうに引き出し、左のAピラー付近にまで伸ばしておいた。

パネルスペーサーとナビをインパネ側に付け直し、ネジで改めて固定し、インパネのメクラカバーを付けた。

次にダッシュボードを(下の配線を挟まないように)、位置を合わせてぐっと押してはめ直した。

GPSアンテナとVICSセンサーをダッシュボード上部に固定する。Aピラーの影になって受信感度が下がらないように、なるべく中心がいい。(純正ナビが左端にGPSを設置していたので真似をしたが、どうも感度が悪いようだ。)

次に左右のAピラーをはずした時の逆の要領で取り付けた。

最後に、バッテリーのマイナス端子をショートに気をつけて付け直して完了!



今回は車速センサーの引き出しがよくわからなくて苦労しました。結果的に、幸運にも、純正ナビの取り付けでおそらくディーラーさんが引っ張りだしてくれた線を使うことができました。ただし車内配線は人体の毛細血管のようで、ディーラーさんが間違ってタップしているところも見受けられました(メーター裏)。

やはり素人にとっては、カプラーが一カ所に集中していないと取り付けが面倒です。そういう点では、前車のスバルは最高でした。のれんわけハーネスというのがディーラーで取り寄せ可能で、それを使うと車両の信号や電源をすべて一括取得できました。

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