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2018/08/14

Intel EdisonのFirmware Update 再び (Windows10 編)

以前MacOSにてIntel Edisonを扱ってきましたが、今回はWindows10でファームアップデートを試みたメモを記します。(以前のメモ: 2014/12/13, 2015/09/24)

Intel Edisonはすでに絶版となっています。既にIntelからのサポートもなく、コミュニティベースメンテナンスに移行しています。いくつかIntel内のリンクが絶え絶えだったりインストーラが動かなかったりするので、現状うまくいったメモを残します。

  1. USB driverなどのインストール
  2. dfu-utilのダウンロード
    • 規格に則ったファームアップデートのようで、dfu-util.exeとlibusb-1.0.dllを必要とする。下記サイトからWindows 64bit用のzipをダウンロードし、展開するとそれぞれ含まれている。 http://dfu-util.sourceforge.net/releases/
  3. 最新イメージのダウンロード
  4. イメージの書き込み
    • とても時間がかかるので覚悟しておく。 はじめに と実行すると、 と表示されて、処理がストップする。Intel Edisonのロゴを上にしてEdison Breakoutboardをおいた場合、左下のUSB MicroのコネクタとPCをつなぐ。 すると次のようにファームアップデートが進み、1時間前後でアップデートが完了する。 なぜか下記のように失敗することがあるようだが、再度試みると成功するもよう。 "please do not unplug it for 2 minutes."とあるのでプラグを抜かずに、作業を進める。
  5. edisonにログインする
    • 本来ならばUSB Serialでログインできるため、cgywinのsceenコマンドで とすればよいと思っていたが、なぜかうまくいかない。 (なお、該当するCOMポートはデバイスマネージャから確認できる: https://software.intel.com/en-us/setting-up-serial-terminal-on-system-with-windows) そこでEthernet over USBでアクセスする。 Breakout boardの右上のUSB microコネクタにもPCからUSBケーブルを接続する(よって二本差しになる)。するとIntel Edison USB RNDIS Deviceというネットワークアダプタが生成されているはずなので、そのアダプタのプロパティを開きIPv4に固定IPアドレスを振る。このアドレスは192.168.2.2~192.168.2.14の間のいずれかとする。 IPアドレスを割り振り、192.168.2.15にsshできれば接続完了となる。
  6. セットアップとパッケージアップデート
    • ログインできたらセットアップを開始する。 opkgでアップデートが降ってこないため、(コミュニティにも)全くメンテナンスされていないと思われた。そこでウェブの情報を見てみると、/etc/opkg/base-feeds.confに下記を書くよう記載がある。base-feeds.confは存在するが空のファイルなので、そのまま編集する。 手順は下記: ほかのウェブサイトをみると、/etc/opkg/intel-iotdk.confも編集するように書いてあったりする。しかしそのファイルは存在しておりedison用のiotdkは既に指定されている。差分としてはquark/i586/x86などのアーキテクチャ向けバイナリを指定するようなのだが、残念ながら最新のrepo 3.5にはそれらのアーキテクチャはないもよう。今回は不問とする(実施するならrepo 3.0を使う?)。

以上でEdisonのWindowsによるセットアップは完了。

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