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2009/07/17

キングスキャニオン・ホテルクリーク・トレイル

先日、キングスキャニオンのホテルクリークをトレッキングしてきました。そのことを書きます。

キングスキャニオン国立公園は、ヨセミテ国立公園の南側にあり、セコイア国立公園の北側で隣接しています。キングスキャニオンは観光客的にはそれほど馴染みがないように思われ、実際に人も少ないです。それはなぜかと言うと、キングスキャニオンの見所は車で行けないようなところが多いからのようです。地図をみるとわかるのですが、車道が公園内の僅かにしか通っていません。あとは徒歩で行かざるえず、だいたい3日〜2週間くらいを掛けて、シエラネバダ山脈を歩くと、山々の間に美しい湖や景色が広がるようです。

国立公園内には熊がでるので、それなりの装備(フードケースやザイルなど)を携行していかなければなりません。そのようなハードなトレッキングは今のところできない状況下ですので、今回はお手軽に数時間のトレッキングをすることにしました。

そのコースは、ホテルクリーク(hotel Creek)という小川付近からCedar Grove Overlookという見晴台に達するまでのルートです。見晴台に寄ったら、その後さらに奥に進みLewis Creekトレイルから下山するか、来た道を引き返すかします。

しかし情報が少なすぎます。国立公園は季刊のニュースレターを発行しているのですが、それによるトレッキングコースの記載はこれだけです:
HOTEL CREEK TRAIL: Starts .2 mile (.3 km) north of the mar ket at the intersection with the pack station road. Climbs through chap arral to forest and views from Cedar Grove Overlook. 5 miles (8 km) round trip; 1200-foot/365 m elevation gain. Strenuous; allow 3 -4 hours. Return via Lewis Creek Trail for an 8-mile (12.9 km) loop.

あとはダウンロード可能な地図を片手に、少し不安ですが進むしかありません。





9:00ホテルクリークトレイルの入り口は、Cedar Lodgeというホテル&レストランのすぐそばにあります。したがってまずここに車を停めます。準備をして5分くらい歩き始めると、トレイルの入り口に差し掛かります。トレイル入り口に等高線のある地図があります。
そのままトレイルコースの中に入ると、ジグザグに登山道を歩き続けます。時折木々による木陰が現れ涼むことができるのですが、夏場は暑くなり厳しいです。水場はありません。道自体は乾燥して熱い砂で覆われていました。また、その砂道には多くの動物の足跡がありました。鹿かウサギのような動物や、鳥、そして熊のような大きな足跡まで。ヨセミテ国立公園とは違ってあまり表に出てこないのかもしれませんが、そこはやはり人間界とは違う生息域なのだなぁと思いました。
10:15Cedar Grove OverlookとLewis Creekトレイルへの分岐に差し掛かりました。トレイル入り口で見た地図と眺めからすれば、Lewis Creekトレイルへの道は非常に気持ちがよさそうでした。しかし今回は時間の都合のため、見晴台までのトレッキングにして、先に進みます。
10:3015分ほど下ったり上ったりすれば、見晴台に達します。見晴台では、キングスリバーを覆うキングスキャニオン国立公園が一望できます。本当はあの山々の奥に行きたいところですが、それは次回ということで胸に秘めて下山することにします。
12:00下山は休みを取ることなく、一直線に降りました。一時間くらいで降りられるでしょうか。ちょうどなまりがちだった体には、この3時間コースは適度な運動量のようです。トレイルヘッドには熊やピューマがいる警告がなされていますので、いく場合は食料を捨てたりするのは厳禁のほか、きちんと袋を閉めたり、食事中にむやみに放置しないなどの注意が必要です。しかし自分が自然界にとっての来訪者であることを認識しつつ行動すれば、広大な自然の風景を楽しむことができるでしょう。

このあとは、Roaring River FallやRoad Ends、Hume湖(ここだけはセコイア国立公園)、パノラミックポイントを巡って帰宅しました。これらに関しては、時間があれば、書きたいと思います。

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