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2016/09/26

マーチでコバック車検3回目

マーチ15S(YK12)の車検をコバックで実施してきた。これまで2回お願いしてきましたが、今回は11年目ということもあり車検メニューを、短時間車検のスーパーテクノから安心車検のスーパーセーフティに変えてみた。差分を簡単に言うと
  • 点検項目が増えて整備保証が付き
  • そして1日車検なので代車が無料
  • お値段プラス8千円
といったところ。マーチの車検は今回が最後かもしれないので、過去との比較を交えてメモしていく。

はじめに、今回はダイレクトメールをきっかけに予約が始まった。ダイレクトメールには早期予約によるサービス特典がついており、洗車やオイル交換、室内消臭が選べた。早期予約特典を目当てに電話をしたところ、スーパーセーフティにはオイル交換が込みだということで、室内消臭サービスを選択。また当日の車検をスムーズに進めるために事前点検予約がオススメとのこと。目視可能な範囲になるものの、当日の整備メニューが事前にわかるので、1週間前に実施した。結果としてフロントブレーキパッドの交換やCVTオイルの交換が推奨されたので、ブレーキパッドの交換をあらかじめ依頼(覚悟?)することができた。コバックの車検ビジネスは大量の顧客を時間通りに裁いていくことなので、15分単位で予約時間を決めていく。予約時間にピンポイントでその時間に行かなければならないのでそこがネックなのだが、今回は9:45入庫と決めた。ちなみにキャンセルやリスケは無料なので都合が悪くなった時点で電話すればOK(さすがに当日はなしだと思うが…)。空きスロットがあれば次のお客が埋まるだろうし、当日の洗車やオイル待ちの客が多数いるのでその対応に当てるのだろうと思った。

さて車検当日、予約時間の10分前に到着し、受付開始。代車(ダイハツ ミライースCVT)を借りるまでおよそ15分。事前点検が済んでいるためテキパキと打ち合わせが進み、代車にて店をすぐさま出立。店内の人数とお店の駐車場を早く空きにしたいほど繁盛している。打ち合わせでは再び15分単位での引き渡し時間を決める。この時間に合わせてドンピシャで来なければならないのでプレッシャーがかかる。一見して融通が効かないお店であるのだが、こういうところで無駄を切り詰めているからこそ低価格と高品質を両立させているのだと思った(余剰人員・余剰時間・余剰スペースの削減でコストダウン)。

今回の結果は下記の通り(前回との差分を赤字にしている)
作業内容作業量数量部品単価部品金額
車検整備料26,076---
早期割引-2,000---
会員割引-1,000---
入庫日即決割引-1,000---
ハブナット交換 TCV-106-2200400
ブレーキオイル交換 (DOT3) 0.5l2,0000.52,9601,480
エンジンオイル交換 3.0l (モービル SN 0W-20)サービス1-サービス
オイルフィルター交換(1P0614302)サービス11,1001,100
ラジエータ液 (LLC) 交換2,0002.51,2003,000
ラジエータキャップ-11,0001,000
フロントディスクブレーキパッド交換3,00019,5009,500
フロントガラスコーティング(DM特典サービス)サービス1--
室内除菌消臭(DM特典サービス)サービス1--
手洗い洗車サービス(当日サービス)サービス1--
代車(サービス)サービス1--
次回来店クーポン(サービス)サービス1--
消費税3,644---
自賠責保険料27,840---
重量税16,400---
印紙代1,100---

合計94,540

今回はCVTオイルの交換のみの指摘を残すのみとして、無事に終えることができてよかった。追加点検での他の指摘項目はなし。タイヤローテーションは必要がなかったのでしていないとのこと(ちょっとこれは"?")。

結果的には前回より2万円アップしているが、ほぼブレーキパッド交換と車検メニューのグレードアップによるもの。メニューのグレードアップについては怒涛のサービスづくしを考えればリーズナブルに思えてくるほど。むしろこれで商売になっているのか心配になってくるほどだが、多数の顧客を抱えることで利益を生み出していると思われる。それでいて、最も肝心な安心・安全・信頼は損なわない努力をしているという点がとても素晴らしい企業のように思う。


参考までに、これまでの車検費用をリストしていく。
時期場所金額備考
H28[2016]コバック94,540今回・車検メニューのグレードアップ
H26[2014]コバック75,772自賠責増額(+3000)
H24[2012]コバック63,799LLCなどは別途交換済
H22[2010]ホリデー車検70,082
H20[2008]全オーナー不明おそらくディーラー車検

やはり何度も思うのですが、2年に一度の車検費用がお高い。年額にしておよそ5万円。しかも車が古くなるにつれ、確実に上がっていく。

以前(スバル車時代)ディーラー車検でバッテリー交換を勝手に行われて事後請求されたことがあったり(突如止まる可能性がある、というのがその主張…)、そもそも2年に一度の整備が昨今の車に必要なのかと思うと非常に疑問であったりするので、費用が掛かりすぎる車検制度には正直ムカついている。できれば廃止して欲しい。ただ、手続きや税金部分の金額が限りなく下がるようなら、むしろ歓迎される制度になるのではないか。そしてコバックのように創意工夫で自動車社会に貢献していく企業が増えていくのではないかと思った。それらの中にはコスト削減のためにブラック企業になるところも出てくると思うが、そういうところは安心・安全も損なわれていくだろう。国のチェックの目を、国民からの税金搾取ではなく、安心・安全につながるような労働環境の強化に注力してほしいと思う。



《追記》
後日、残念なことがあった。車検から数日後、ライト下のフロントバンパーに1円玉サイズの丸くこすられた傷が発見された。車検後に見かけた気がするものの、タールだと思い込んでいた。実際には傷は深く、下地が見えている。コバックに電話して確認をしてもらったものの…
  • 整備したときの記録に事故・破損は残っていない
  • 整備する際にはカバーを傷がつくことはない
とのこと。こちらも車検前後の写真撮影などを怠っていたのでコバックを一方的に責めることは現実的ではなく、それ以上の議論はできず。コバックからはこちらの事情も鑑みて実費でのバンパー塗装を提案して頂けたが、バンパー全塗装で2.4万円…その金額ならディーラー車検に出すよ…。

結局どうしてその傷がついたのかわからずしまいで対処もしないことになりコバックとの間にモヤモヤだけが残ってしまったが、本件を前向きに考えるとここでの勉強事項は下記の二つ:
① 格安車検には、新車など大切な車両は絶対に出してはならない
② 格安車検に限らず、入庫・出庫時には必ず状態の写真を撮っておく
    いまならスマホで車両全周囲のビデオ撮影をするのが良いと思う。作業者へのプレッシャーになるだけでなく、何かあった時の保険にもなる。

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