SyntaxHighlighter

2009/02/05

ローテク(?)社会のアメリカからハイテク技術(サービス)

Google Latitudeというサービスが提供されたのですが、
  1. ブラウザなしのプリペイドフォンからは使えない(高機能な端末はたいてい二年契約)
  2. 日本は外れた
という状況です。使うかって言えばそれほど使わないだろうし、位置情報なんてそれほど先端ではなさそうですが、全世界でサービスを試みるところがすごい。

実は、アメリカはそれほどハイテク社会ではなくて、むしろ社会インフラや生活基盤、それらの品質と責務は日本のほうが進んでいると思います。海外で生活したことがなかったので、日本にいたころはアメリカがもっとも進んでいると思っていたのですが、ちょっと違うかもしれません。

が、どうしてハイテク{技術,サービス}の一端がシリコンバレーから生まれるんだろうか、と考えると、簡単に言ってしまえば、その比較的進んでいない感や緩さがメリットなんだろうなぁと思います。つまりローテク(というのが正確なのかはわかりませんが)の間には'自由'があって、その隙間からアイデアが出たり、それを実現するための環境が生まれたりしているようです。

あと、人に裁量権が委ねられていて、例えばシュワルツネッガーがテスラの税金を免除して工場をカリフォルニアに誘致できるような、日本では一見癒着じゃないかと思われることが許されている社会がここにあります。

もう一つ述べるならば、シリコンバレーで働いている人は、アメリカ人というよりインド人だったり、他には中国人、韓国人だったりします。Yahoo!に行ったときにも、出てきたのはインド人のエンジニア。もちろんアメリカ人もいますが、逆にアメリカ人を探すのが苦労するかもしれない、ほとんどカオス(だけどそれを意識しない)社会。


Google Latitudeで日本が外されていることから、
  • どうして緩やかなアメリカ社会からハイテクな要素が生まれるのか
を考えました。

単一民族による排他的な価値観と細かいことばかり気にしてしまう民族性、英語が話せないお国事情というのもあるでしょうが、日本は技術力以外の'何か'が足りていないのだと思いました。

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