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2006/09/10

2006/09/10 会津駒ヶ岳

初夏に行ったときは残雪の雪山登山、秋に行ったときは降雪の雪山登山で、もう雪はこりごり。というわけで今回、暑い中に会津駒に登頂してきました。


00:30頃 出発。今回はたった数時間前の突然のお誘いにキング氏が応えてくれました。そのため、キング氏宅を経由してからの出発です。
05:30頃 登山口到着。もう登山口駐車場は他の登山者の車で埋まりつつあります。我々は予定よりも若干遅れましたが、まだ日は登り始めたばかり。涼しいうちに急斜面を登りきってしまおうと、足早に登り始めます。
06:00頃 キング氏はフルマラソンに備えて鍛えているだけあり、呼吸がなかなか安定しています。一方私の方は、、、いつものとおり、呼吸が乱れまくり。慣れるまでは 10分おきの休憩としました。
07:30頃 水場分帰着。山地図よりも多くの時間をかけて登るようになってしまった近年ですが、今日はキング氏のハイペースな登りっぷりに釣られて予定通り水場の分岐まで付きました。これまで水場に降りたことがなかったので、ためしに行ってみました。分岐から降ること2~3分でしょうか。そこにはよく冷えた湧水があります。飲んでみるととても美味しい!雪解け水なのでしょうか。私は2Lのお茶を持っているため水には不自由していなかったのですが、次回からはここで水を汲んでもいいかもしれません。水場分岐まで軽装で臨めますし。
08:30頃 稜線に出ます。登り始めて二時間半。ここまでは本当に辛い登りが続いたわけですが、ここから先は会津駒のなだらかな肩を歩きます。一見して会津駒のように思えるのは、実は大戸沢岳(2089M)です。会津駒よりも低いのですが、近くに見えるためか、大戸沢岳に登るかのように思えてしまいます。それにしても、森林限界を越えつつ、山頂にある湿原を闊歩できるような、日帰り登山可能な山は他にあるでしょうか。本当に素晴らしい景観です。が、その前に頂上を見据えて休憩できる広場が小屋直下にあるので一休みしました。
08:45頃 駒ノ小屋(駒ノ大池)着。この小屋にはトイレがありますが、有料です。看板によると、し尿を下界まで空輸しているため、その協力金が必要なのだとか。私は空輸せずとも、自分の足で持って降りることにします。(えっ、ただのケチ?
09:30頃 会津駒頂上着。今日は登山地図通りの時間に頂上につきました。少しペースが早いようです。今日は晴天でしたので、頂上からは周りの山々が見られます。他の登山客は、南方が大きく見える山が日光白根山か草津白根山かで議論していました。さて、ここから中門岳を目指します。片道50分となっていますが、気分よく湿原を歩けるため、実はそれほどかかりません。
10:00頃 中門岳(中門大池)着。会津駒頂上からここまでが、この登山の最大の醍醐味でしょう。3度目の挑戦にて、初めて楽しむことができました。山頂の草原の中に木道が通され、その脇には湿地が広がります。その湿地にはいくつかの小さな沼があり、空を反射しています。また、草原には(秋のためかほとんど枯れていましたが)いくつかの花を見つけることができました。本当はかなり疲れているはずなのですが、ふっと忘れられるひとときを与えてくれる場所です。
10:20頃 まぐろ入り魚肉ソーセージを平らげてお腹を満たせば、これから一気に下山します。駒ノ小屋までは再び湿原の中を歩きます。帰路は会津駒頂上をトラバースする形で、駒ノ小屋まで少し楽をします。少し行くとブナや松(?)の森に突入し、急斜面を降り続けます。今回はLEKIの杖を投入したのですが、やはり杖があると楽ですね。上半身に重力負荷を分散させることで、下半身への負担を格段に減らすことができました。しかもサスペンションつきで、ショックを和らげてくれます。降りで足がピクピクプルプルする方は、杖を試してみるといいと思います。
13:00頃 登山口着。いつものことながら、命からがら下山できたように思えます。クルマで一休みしても良いのですが、檜枝岐は温泉地なので、休まずお風呂にします。今回行ったのは村役場隣の駒ノ湯。あまり広くないですが、きれいで落ち着いていて好きなのです。良くみてみると、お湯が青いです。湯船の下のほうに行けば行くほど青く、自分の足ってこんなに色白だったっけ?と思ってしまいます。泉質はアルカリのような気がしましたが、この青さは何に起因しているのでしょうか。駒ノ湯で一風呂浴びた後(キング氏曰く、少し寝ると言った私は一時間ほど温泉のベンチで爆睡状態にあったらしい)、宇都宮で餃子を食べて帰宅しました。


会津駒ケ岳: 2132M
資料: 山と高原地図14 尾瀬


雪に覆われる期間が長い会津駒は、夏に訪れるべき山だろう。下界は暑くとも、山頂には別天地が広がっている。

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