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2005/07/03

2005/06/26 石裂山(おざくさん)



06:00頃 加蘇山神社駐車場着。鹿沼からは集落を通る細いがきちんと舗装された道を快適に通ってくることができました。加蘇山神社社務所からは一旦細くなる林道となりますが、すぐに駐車場に出ます。駐車場には一番乗り…かと思ったのですが、登山道入り口に一台停まっていました。さて石裂山ですが、登山道入り口に警告文が書かれた看板が立てられています。この石裂山では転落などによる死傷事故が多発しているそうです。確かに来る前にウェブで調べていたところ、子供連れの登山者がヘリで救助されたというページを見ました。気をつけなければ。。。

靴紐をしっかりと結び、出発します。

06:30頃 休憩所(滝見休憩所だったかな?)着。ここまで来るのに、既に大量の汗をかいてしまいました。6時だというのにすごく暑い。先が思いやられます。この休憩所を後にすると、千本桂と月山の分岐に出ます。実は石裂山は登山道が狭く危険なためか、順路が決まっています。時計回りに、奥の宮、石裂山、月山と周るのが順路です。しかし、この順路を示す標識がまるで危険性を感じさせない字体になっています。後々にわかるのですが、子供が入らないようにもう少し深刻さを出したほうが良いでしょう

06:35頃 千本桂着。近っ。幾本もの桂が群生しているのでしょうか。密集している根元はまさに暗がりの森のイメージですが、見上げたときの新緑の鮮やかさと言ったら。。。どう言葉に表せばよいのでしょう。

06:55頃 中ノ宮着。中ノ宮は岩穴のようなくぼみにあります。その手前にはちょっとした休憩場があるのですが、いくつかの木の杖が置いてあります。実はここからは急崖を登る鎖場となっていますが、この杖をどうにか使うとしても、置きに戻ってくるのは面倒ですね。

07:10頃 ものすごい急崖を鎖を頼りに登り、さらにアルミ製のはしごを上ると奥ノ宮につきます。途中の岩には苔が生えており、ぬれていると非常に滑って危険です。一歩滑らせるとまっさかさまなのですが、昔の人はよくここまで登ってきたなぁと思います。

07:45頃 一歩踏み間違えれば転落という危険と背中合わせに、東剣の峰着。その勢いで西剣の峰まで足を延ばすと、展望所から目前に石裂山が現れる。

08:10頃 石裂山登頂。中ノ宮からここまで、鎖場やアルミの橋、階段や苔岩…一歩踏み外すと転落です。1000Mもない低山ですが、非常に危険でした。。。頂上からは日光方面の山々が見られるとのことでしたが、残念ながらガスで見ることができませんでした。

08:25頃 月山着。さて、これからは一気に下山です。

09:10頃 休憩所着。ここに来るまでに、湧水があり、それがいくつもの場所から合流し、小川になるのを見ながらの下山でした。岩の隙間から溢れ湧く水は非常に冷たく、森の木々を映し出し、澄んだガラスのように透明でした。

09:30頃 駐車場着。これから登る人もいたのですが、駐車場には数台のクルマが停まっていました。入山時にお参りし、無事に下山できたことを感謝し、もう一度加蘇山神社にお参り。なんとも厳かな神社です。今日は1Lすべて飲み干したほど暑く、帰りに温泉にでもと思ったのですが、付近に温泉がない。温泉は諦め、鹿沼の正嗣(餃子屋)に直行し、お腹を満たして帰宅。


石裂山: 879M

資料: 四季の花を楽しむ100山 (実業之日本社) pp.154


花を楽しむということ以上に危険な山。ハイキング気分で入山してはいけない。

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