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2017/04/02

050plusでの着信できない問題→解決?

前回の投稿で050plusの着信性改善について記したが、ついに公式見解が出た。これまで着信できないとテクニカルサポートに電話をしても「そんなはずはない」の一点張りであったが、それを覆すような内容となっている。もう少し早く素直に認めてくれれば…というのも下記に記すように「Huawei p9 lite」は「050plusの着信非対応」モデルであり、事実上「使えない」ことから「推奨から外された」モデルになっている。もし今後はOCN Mobile Oneや050 plusを利用する場合、「Huawei p9 lite」を外して「Huawei nova lite」などを選択する必要がある。実は家族用にOCN Mobile Oneで「Huawei p9 lite」を二台も導入したこともあり、NTT Communicationsには非常に落胆した。非常にいい機種だっただけに残念だ。

アプリ上の通知は右の図のようになっている。アプリのアップデートで突然通知が来たため、やや驚いた。公式サイトでの案内はここにあるが、その内容を抜粋すると
  • Android 6.0以上の端末において、スリープ状態になってからしばらくすると、着信できない事象が発生する
  • Android 6.0以上に搭載されたDozeモード(電池消費の低減モード)による影響
  • アプリの設定で、着信方法を「通常着信」にすることで事象を回避できます。
  • 一部、回避できない機種や回避方法が異なる場合がございます
  • <回避方法が無い機種> Huawei P9 lite
  • Huawei P9 Liteを一旦、対応端末から取り下げいたします

これまで着信できない問題に対して様々な試行錯誤をしてきたが、結局”プッシュ通知”が使えないというオチであったのと、家族用に端末を切り替えたP9 liteで050plusが使えないという事実で残念な気持ちでいっぱい。P9 liteはAndroid7.0へのアップデートが順次行われるはずなので、このアップデートで改善されることを期待している。

2017/06/18追記: 050plusから改善した旨の通知が来たので、それを記した。

2017/02/22

050plusで着信できない場合の対処法

OCNモバイルONEの音声SIM契約に無料で付属するIP電話050plus。留守番電話も付属しており大変有意義につかっていたが、いつの間にか着信しなくなっていた。再び着信できるようになったので、その原因と対処法を記す。(ただしこの内容は自分の場合のみに有効であったのであって、他の場合に役に立つかどうかを保証するものではありません)。

  1. はじめに、スマホの省電力モードを解除する。自分のASUS Zenfone2 LaserはAndroid6.0のアップデートがあってからか、いつの間にかスタンバイ時に050plusアプリがストップされるようになっていた。これではアプリが動作しないので、着信できない。解除方法は、【設定】→【電池】→【画面右上メニュー】→【電池の最適化】→【プルダウンメニュー】→【すべてのアプリ】と辿り、050plusを選択し"最適化しない"を選んで"完了"すればいい。
  2. 次にもう一つの対処法がある。実はウェブの情報であり、その原因と効果が定かではないが、確かにこれを実施すると確かに着信できるようになった…。その手順とは、【スリープ時にWi-Fiを維持する設定にする】→【飛行機モードにして】→【Wi-FiをON(→インターネットアクセスができる)】→【050plusアプリの初期設定を実施】→【飛行機モードを解除】です。なぜこのような手順が必要なのかは全く理解はできないが、この手順で完全に着信できるようになった。
  3. これでもAndroidが深くスリープしてしまった場合に着信できないことがわかった。仕方がないので、”プッシュ通知”を止めて”通常接続”に切り替えることで”ほぼほぼ”着信できるようになった。”ほぼほぼ”というのは、着信について100%の確認ができていないことと、”通常接続”に切り替えてもたまに”通話できない状態”であるというエラーが出ることから一抹の不安があるためである。
以上、OCNモバイルONEに関係するトラブルシューティングまで。

2017/06/18追記: 050plusから改善した旨の通知が来たので、それを記した。

2017/02/20

ソフトバンクから格安SIMへの移行メモ

家族のソフトバンクのスマホ契約を格安SIMに変更したので、そのメモを残す。移行先の格安SIMはOCNモバイルONE。現在多々ある格安SIMのサービス会社だが、NTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEは次の3つの点が他社と異なりオススメ:
  1. NTT系列の会社: もちろん回線はNTT docomo。
  2. 実質無料の自前IP電話付き
  3. 業界唯一のデータ通信量1日コース
    1は他社に対する明確な利点はわからないが、NTTファミリー系列ならではの不具合対策などが期待できると踏んでいる。KDDI(au)とUQモバイルの関係と全く同じではないものの、NTTレゾナント"goo"がスマホセットを販売しているなどNTT系列によるバックアップが厚いことは確か。
    そして最後のメリットは、データ通信の上限リミッターを一日単位で解除してくれる業界唯一の存在。格安SIM業界では月に2〰3GBというコースが一般的だが、月の初めにキャリア網で動画を見まくってしまい上限に達してしまうと、月の残りを低速な通信速度で過ごさなければならなかった。OCNモバイルONEなら一日単位でリセットされるコースがあるので、どんなに使いすぎても日付が変われば元の通信速度に戻る。Wi-FiがOFFになってしまっていたことに気が付かずうっかり動画を見たときなどに救われた気になる。一日の上限は段階的に選択できるので一日の消費量を見ながら契約を切り替えればいい。ただ消費しなかった前日分の繰り越しも可能なため、毎日相当の努力をしないと使い切れないかもしれない。
以上、OCNモバイルONEの魅力を書き綴ってしまったが、実は自分が数年来のOCNモバイルONEユーザであり、その恩恵をずっと感じていたため。今回、そんなOCNモバイルONEに家族のソフトバンク契約を移行する。

まず状況を整理する。初めに金額的なことになるが、ソフトバンクでのスマホ契約はおよそ1カ月で7,000円であったので、OCNモバイルONEにして2,000円程度になることを見込んでいる。もはやソフトバンクから移行しない選択肢は存在しない。次に契約形態について。OCNモバイルONEには"容量シェア"というサービスがある。上記の通信量制限に達しなかった場合、複数回線でその容量を分かちあって効率的に利用できるという契約。これをするためには"SIM追加"という手続きを踏む必要があるが、MNPで移行する場合、ソフトバンクの契約名義がOCNモバイルONEのSIM追加先の契約名義と同じでなければならない。よってMNPの前に契約名義をそろえておく必要がある。最後にソフトバンクで使用していたスマホはSIMロックフリー化の対象外だったため、別途スマホを購入する必要があった。このような状況下でOCNモバイルONEのカスタマーズフロント(0120-506506)に相談して得た手続きステップは下記の通り:
  1. OCNモバイルONENTTレゾナント"goo"のサイト等でスマホ+OCN音声SIM(アクティベートコード)のセットを入手
  2. ソフトバンク窓口にて契約名義を変更
  3. MNP予約番号を取得
  4. 手続きを行い、SIMカードの郵送を待つ
  5. MNP開通手続きを行う
    はじめにスマホの用意であるが、Amazonでも楽天でもどこでも構わない。安いものを用意すればいい。この場合はSIMの購入は不要であり、SIM追加手続きの際に購入することになる。今回セット購入した理由は、動作不全などによる導入を遅らせたくなかったからである。MNPによる移行はスムーズに行わなければ電話もネットもできない期間が生じかねない。そのため敢えてスマホセットで購入することにより、相性問題を回避することにした。また、実はSIM代も含んだNTTレゾナント"goo"のセット価格がかなり安かったということも理由の一つである。
    スマホセットの申し込みを行い、スマホが届いたら手続きに入る。スマホの到着を待つ理由はスマホとSIMがなければ契約を移行する際に動作する端末が手元にあることを確実にするためである。ソフトバンクの契約名義変更はショップに行く必要がある。契約の現名義人と変更先名義人でソフトバンクショップに行き、免許証を提示して終了。ただし、3度も足を運び1時間ほど待たされた上にソフトバンク光のセールスをさんざん聞かされ(ソフトバンクからMNPで出ていくと伝えているのに…)、最後に名義変更事務手数料として3,000円も必要だったのが残念。サービスの悪い公務員ですら、住民票の発行は300円で行える。キャリアが免許制であるなら、この辺りは国から是正が入って改革しても良いように思った。名義変更には1日必要なので、この次のステップは翌日以降となる。
    さていよいよMNPをする。MNPはソフトバンク本部(0800-100-5533)に電話して、MNP番号というものとその有効期限を取得する。「格安SIMならYahooモバイルもあり、いまなら特別キャンペーンを案内する」と優しく誘われるがソフトバンクをやめたいので頑なに固辞する。意思が固いことが伝わると、MNP転出事務手数料3,000円、締め日までの月額金額7000円は日割りできない、といった追い打ちが告げられる。早くソフトバンクから辞めたくなったので甘受する。電話での手続きが完了すると、MNP番号と有効期限がSMSですぐに送られてくる。これは今後必要なので別途メモしておく。
    次にOCN側で手続きをする。スマホセットにはSIM代が含まれているのだが、実際にはSIMカードはまだ入っていない。代わりにアクティベートコードが入っている。このアクティベートカードを使って音声SIMの追加を行う。OCNモバイルONEのユーザページに行き、音声SIMの追加手続きをする。アクティベートコードと一緒に記載されているページにアクセスして登録をすると、新規の別契約となってしまう。容量シェアをする際には、"SIM追加"の手続きをする必要がある。なお、"SIM追加"で手続きをする際にアクティベートコードの入力欄がない場合はカスタマーズフロント(0120-506506)における電話での登録になるもよう。この辺りはよくわからなかったので、アクティベートコードの入力欄がなければ即電話をして聞いたほうが良い。 ちなみに今回はこの最後の最後の時点で方針を変更し、容量シェアをすることはやめ、新規の別契約とした。"SIM追加"の手続きをする際にコースが選べずに気が付いたが、"容量シェア"というのは現在の110MB/日を追加するSIMと共有するものであり、110MB/日の二回線を束ねて契約するものではなかった。SIM追加のみで1100円を払うか、容量シェアできないが110MB/日の回線を1600円で新規契約するか…。迷わず後者に方針を変更した。
    上記で申し込みを終了すると、4日くらいでSIMカードが届く。そのSIMカードに製造番号などが記載されているので、再度ウェブページにアクセスして登録をする。すると2時間ほどで、ソフトバンクからOCNモバイルONEへの移行が完了する。この移行直前までソフトバンクの回線は利用可能。2時間の間に突如使えなくなるので、そのあとはSIMカードをスマホに差してスタンバイしているとしばらくしてOCNモバイルONEでの利用が可能となる。
まとめると、ソフトバンクからOCNモバイルONEへの移行は非常に簡単に行えた。容量シェアをする必要がなかったり、スマホをすでに持っている場合はより簡単にスピーディに手続きが完了するはずだ。買う場合に必要なステップとコストを下記の表にまとめてみた。
No.手続き費用スマホが必要な場合容量シェアする場合新規契約する場合
1スマホセットでスマホとSIMを用意する20,000円〰くらい
2ソフトバンクショップで名義変更事務手数料 約3,000円
3MNP予約番号を取得するMNP転出費用 約3,000円
4SIMやMNPの登録手続きを行う
5MNP回線手続き約3,000円。ただしスマホセットの場合はセット代金に含まれている。
わからないことがあったらカスタマーズフロントに問い合わせる(0120-506506)のがベスト。接続に時間がかかることもあるが、懇切丁寧に教えてくれる。また、MNP移行による不通時間はウェブで申請してから数時間だけ。手続きは簡単だし携帯ショップで待たされることもないので、格安SIMへの移行をためらっている人にはチャレンジをしてみてほしいと思った。そのために、今回の件をメモとして公開する。

2017/01/10

2016年 下期読書まとめ

2016年上期読書まとめに続いて下期の読書についてもまとめる。



  • ビジョナリー・カンパニー - 時代を超える生存の原則』 ジム・コリンズ
  • リバネスの丸さんのおすすめのシリーズ本の第一巻。英副題は"Successful Habits of Visionary Companies"。成功した企業を分析・研究し、その企業がなぜ結果を生み出し続けているのかを解明している。ANDの才能、基本理念、BHAG(Big Hairy Audacious Goals)、カルト文化など、経営者にとって必要とする要素が述べられている。
  • 初版 1995年


  • ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』 ジム・コリンズ
  • 英副題は"Good to Great"。企業が偉大になるためには何をすればよいのかを述べている。第五水準のリーダシップ、バスに乗せるべき者、針鼠の概念、弾み車など、時代を問わないあるべき姿を浮き彫りにしている。
  • 初版 2001年




  • ビジョナリーカンパニー3 - 衰退の五段階』 ジム・コリンズ
  • 英副題は"How the Mighty Fall"。偉大になりつつあった企業が転落してしまったケースを衰退の五段階と定め、事例を用いて説明している。偉大であり続けるためにはどうすべきかを述べた本。
  • 初版 2010年



  • ビジョナリーカンパニー4 自分の意志で偉大になる』 ジム・コリンズ
  • 英副題は"Great by Choice"。自らの力で開くするためには何が肝要なのかを述べた本。10倍型リーダーシップ、二十マイル行進など、こちらも時代や場所を問わずに必要とされる要素を解説している。
  • 初版 2012年


  • 具体と抽象細谷 功
  • なぜ一所懸命に説明をしているのにわかってもらえないのか…なぜ言うことがコロコロと変わるのか…。それは価値観が違うためです。本書を読むと、物事の本質をつかみ、効果的な話し方は何なのかを学ぶことができる。挿絵がコミカルで、固い話を柔らかく表現している。
  • 初版 2014年


  • 問題解決のジレンマ: イグノランスマネジメント:無知の力細谷 功
  • 具体と抽象』をより具体的に論じた本。アリとキリギリスを対比し、なぜアリが飛べないのか、つまり思考の脱却ができずにキリギリスと交わることができないのかを述べている。組織の中では9割以上が「アリ」(=効率化の人)に属していると思われるが、組織の中から飛躍したい人が目を通すべき書。
  • 初版 2015年

2016/10/10

ブラックバルサ7.0試打

先日購入したブラックバルサを試打してきたので、そのインプレッションをレポートする。ラケットやラバーを入れ替えて違いを見ているわけではなく、初心者に毛が生えた程度の感想となる。
ラケットの構成は下記の通り:
もしかすると何がしたいのかわからない構成になっていると思うが、実はこれはこれで狙った結果になっている。

はじめにデメリットを書いてしまう。様々なところでよく言われているように、玉離れが早く回転がかからない、というのは印象としてはうなずけた。ただし、それを上回る恩恵があるので、その中でも2点述べる。

1. ブロック性と前陣速攻

弾き返しが強いため、ブロックは尋常でなく強力。少なくとも当てただけで相手のコートまで弾き返せる。余計なモーションを必要としないので、中級者には十分に太刀打ちできる。当てることに自信があるならば、敢えて打たせて逆に返すというカウンターも可能。前陣速攻のスタイルをとっても、角度を抑えて当てるだけで素直に返せる。こちらも大きな振りは不要で、相手の力を利用して倍返し可能。フォアハンドのRakza 7 softでは間髪なしの高速な反撃、バックの翔龍では回転を加えながらコントロール性の返球、といった感じで打ってみたりしていた。

2. 直線的ドライブ&スマッシュ

スピンが掛かりにくい気がしつつ、慣れてくるとキッチリと掛けることは可能。もしかしたらRakza 7 softの使い方次第かもしれないが、どうしても打球スピードが速くなってしまい直線的に飛んで行ってしまう。翔龍においても若干引きつきがあるものの、スポンジというよりラケットの特性によりボールが離れていく感じがする。ドライブの弾道にはコツや工夫が必要そうな一方、スマッシュに切り替えるとブラックバルサの球離れが活きてくる。フォアハンドのRakza 7 softでは直線的かつ高速ドライブを放ち、バックの翔龍では横回転も加えながら変化をつけつつ、上に上がった球は迷わず叩きつけるイメージを持つようになった。


まだ一日しか打っていないものの、ブラックバルサは前評判通りの高速ラケットだった。その球弾きの良さを生かしつつ、スピン系テンションラバーと粘着系ラバーで回転もカバーすることを考えて試打してみたが…その結果は現在良好のように思っている。
サービスでスピンしないことと、突っつきで飛びすぎてしまうことが今後の課題だが、楽しむ卓球としては◎なラケットであることの確証を得た。

試打レポートは以上になるが、差異は微々たるもの。打ち手によって特性を踏まえた使い方ができる範囲ではあると思うので、少しでも軽い高速系ラケットが気になる人はブラックバルサ7.0を考えてみるに値するはずだ。